平日の仕事終わり、美容室にて、エスニック散歩を目論む欲張り女子がいました。
「『野菜とスパイスとインド飯!』のヘルシーなアジア料理屋さんが、青山通りにあるみたいで。まだ間に合うので、カレーで温まって帰ります!では、また〜」
と美容室を出て、徒歩10分、お目当てのカレー屋に向かいました。すると、まさかの、今日に限って休業中。
「こういう日もあるさ!」と気を取り直し、既に頭の中がエスニック〜♪になっていた私は、青山通りを戻り表参道へ。「迷った時は、チャオバンブー!」何を頼んでも、外すことのない、原宿・表参道エリアタイ料理ランキング1位!ともいわれる、よく利用するお店「チャオバンブー」に向かいました。
「金曜日じゃないし、並んでませんように〜泣」と願うも、案の定、こちらも長蛇の列。散歩には、予期せぬことがつきものですが、さすがに落胆。とほほとなり、ふと横を見ると、
「あ、あった!」
美容師さんとよく、エスニックの話をするのですが、「すみちゃん行ったことあると思ってた!おいしいよ〜」といわれていたお店が、すぐ近くにあったではないか!
表参道キディランド手前の路地を入り、矢印に沿って2Fへ上がると、そこが今日のお目当て(になった)「カフィアライム」
美容師さん「タイ人ばかりだよ〜」といっていた通り、お揃いのオレンジ色のTシャツを着た、タイ人の店員さんたちが。
カントリー風の木の内装に、タイ映画のポスター、まるでタイに旅行しに来た気分になります。
さて、メニューを!メニュー表をペラペラめくると、目に飛び込んできた「スパゲティーグリンカレー」の文字。タイのグリンカレーはライスで食べたことはあるけれど、スパゲティーはまだない!
「スパゲティーグリンカレーてどんな麺ですか?笑」「普通のスパゲティーです!」と一応店員さんに確認し、シンハー、タイビールが飲みたい気持ちをぐっと抑え、ジャスミンティーと共に注文。
あたりを見渡すと、カウンター5席、2人掛けテーブル席やグループ席など全30席ほどの広い店内は、平日の夜にもかかわらず、日本人より外国人の方が多め!いろんなお客さんで賑わっていました。
そして、数十分後「来ました!スパゲティーグリンカレー!」
スープ付き、スパゲティーグリンカレー1080円。ピーマン、パプリカ、ナスとたけのこに、ほろほろの鶏肉。具だくさんで香り高いハーブ、ココナッツミルクのまろやかな味わいで、食がすすみます。グリンカレー単品だと汁物(ゲーン)がベースで、サラリとした感じですが、スパゲティーによく絡めるためか、濃厚なカレーソースになっていました。
あまり見かけないので、「スパゲティーグリンカレー」はめずらしいのかなと思っていましたが現地ではポピュラーなイタリアンのアレンジ料理で、日本でいう「たらこスパゲティー」「納豆スパゲティー」のようなものだそう。そして、やはり!タイ料理の中でも人気の高いグリンカレー、カフィアライムの定番料理でした。ちなみに、辛さも調整できます。他にも、ビーフン、サラダ、炒めものなど豊富なメニューが揃った、タイ人が作るタイ料理専門店「カフィアライム」。アラカルトの種類も多いので、何人かでシェアしながら、わいわいするのも楽しそうです。
今回は歩き疲れた末、美容室後の渋谷ひとり散歩で出会えた、エスニック飯。欲張った先には、良いことがあるのかも?しれませんね。次こそはお目当てのインド飯を!
欲張り女子のエスニック散歩は、まだまだつづく。
【店舗情報】
「カフィアライム」
東京都渋谷区神宮前6-1-5 2F
TEL/03-3400-2918
営業時間/月〜土日祝
11:30〜15:00(LO 14:40)/17:30-23:00(LO 22:00)
櫻井澄恵(さくらい・すみえ)
東京の北に生息する、20代OL。栃木県のさくら市出身。渋谷は、小・中学生の頃、たまにおのぼりさんしに来ていました。原宿のイメージが強かったけれど、大学時代、渋谷区の未知な魅力と出会い虜となる。エスニック、本屋、スイーツ(特に、モンブラン!)に興味あり。体重増加のため投稿を控えているが、モンブラン好きによる、モンブラン研究所「モンブラン ラボ」をゆるく更新しています。
モンブラン ラボ