いつも買い物客らでにぎわっている渋谷・表参道を女性ランナーが華やかに走り抜ける「渋谷・表参道WOMEN’S RUN」。第7回目が、3月26日日曜日に開かれました。
実はこの日、朝から冷たい雨が降りしきっていました。大会の公式FBには朝5時に「本日、大会は予定通り開催します」と記事がアップされましたが、「個人的にこれ程の雨は……残念ですが危険します」「かなり寒くて雨もひどいので私も危険すると思います」とのコメントがちらほら。「今日は寂しい大会になるのかな」とちょっと心配していました。
午前9時のスタート時点の気温は5.3度。さらに冷たい雨がしとしとと降り続けます。それでも、エントリーしていた5523人のうち、4292人が予定通り参加し、10㎞を4265人が完走しました!
冷たい雨で過酷だったはずなのに、写真で見ると街が女性ランナーで華やかに彩られているのがわかります。ちょうど今回の大会Tシャツのカラーがピンク色! 暖かな色で華を添えてくれたのです♪
最高齢の完走者は80歳のお二人。そして、ファミリー・キッズランの参加者も含めて、参加した方たちは本当にすごいと思いますが、その参加者たちが口々に言っていたのが、大会を支えた660人のボランティアへの感謝の言葉でした。
大会後、FBにはこんな感想がたくさん寄せられました。
「ランナーは走っているからいいですが、ランナーと同じように傘なしで大会運営にあたってくださったボランティアの皆さん、本当にありがとうございました」
「本当にすごく寒い中、沿道で、コースで、ゴールの後で、そこここでお世話して下さった方々、本当に本当にありがとうございました!」
「雨が降り注ぐ中、傘もささずに手を振ってくれたり、ハイタッチしてくださった皆様、ボランティアの皆様、参加者の皆様お疲れ様でした」
そして今大会初参加、シブヤ散歩新聞「裸足のランナーとシブヤを走る!」で快走を見せてくれた72歳のまちこさんも、「誰一人雨を悔やんでいませんでした。小雨だったからかもしれませんが、楽しかったです。ボランティアの方々の活躍に頭が下がりました。彼らは寒かったのではと思いました」と、感想をつづってくれました。
自分のことよりも、スタッフやボランティアの方たちへの感謝の気持ちがあふれてくる参加者の姿を見ていると、「ああ、いい大会だなあ」とこちらまで胸が熱くなります。
雨の中のランでしたが、まちこさんは「雨天を走る自信のようなものができました。何事も行動してみないとわからないと思いました」と、自分の新たな可能性を見出し、
FBでは「雨の明治神宮、荘厳でした。自分が浄化されていくような感覚でした。こんなに素晴らしい経験ができたこと、感謝の気持ちでいっぱいです!!」と、雨だからこそ味わえた良さを語ってくれた方もいました。
さあ、大会は来年も開催される予定です! 渋谷・表参道の街中を駆け抜けてみたい方、1年後の10㎞を目指して、少しずつ走り出してみませんか?
【大会情報】
表参道・渋谷WOMEN’S RUN公式ページ
http://womensrun.jp
公式FBページ
https://www.facebook.com/shibuyaomotesandoWomensRun/
平地紘子(ひらち・ひろこ)
フリーライター/ヨガインストラクター。10年以上お堅い新聞記者だったのに、3年間のアメリカ生活でヨガインストラクターに転身。でもやっぱり、書くのも好き。かなり色黒なので「サーファー?」と聞かれるけれど、見かけ倒し。スッピンのまま自転車で中目黒界隈を駆け抜けているだけです。ヨガウェアで魅せる筋肉美が最近のプチ自慢。フィットネスやマッサージなど、体にいい情報をお伝えします!
yoga teacher HiRoko HiRachi