渋谷の発祥地。出世・金運のパワースポット「金王八幡宮」
出世・金運のパワースポットと言われている「金王八幡宮」に参拝してきました。
金王八幡宮は、源義家が、後三年役の勝利は河崎基家(渋谷の祖)の崇拝する八幡神の加護なりと渋谷城内に寛治6年(1092)に勧請したのがはじまりと由緒に書かれています。
また、基家の子、重家は堀河天皇から渋谷の姓を賜り、これが渋谷の地名の発祥とされているそうです。当初は渋谷八幡と称していましたが、重家の嫡男常光がこの神社に祈願して金剛夜叉明王の化身として生まれたことにより社名を金王丸と称するようになりました。
金王八幡宮までは渋谷駅から徒歩10分程で到着します。金王八幡宮のある場所は渋谷城の砦があったところなので、すこし高い場所になっています。
徳川家光の乳母、春日局が造営したといわれている神門をくぐり境内にはいると、鳥居の向こうはビル。本殿を囲むように木々が茂り、都会とは思えないほど静かな空間が流れていました。
春日局が寄進した社殿と神門
社殿は竹千代(德川家光)の教育役の青山伯耆守忠俊(あおやまほうきのかみただとし)と乳母(めのと)の春日局(かすがのつぼね)が徳川家光の将軍就任を八幡宮に祈願し、願いが成就し、大神のご加護のおかげと、現在の社殿及び神門を寄進しました。
社殿の中央に輝く龍は素晴らしく、彩色豊かなので見ごたえがあります。
渋谷城の砦石
境内の案内板によるとこの辺り一帯の高台は、平安時代末期から渋谷氏一族の居館の跡で、東に鎌倉街道(現八幡通り)、西に渋谷川が流れ、北東には黒鍬谷を有し、さらに数箇所に湧水があるという好条件を備えていたそうです。けれど、その後渋谷城は、大永4年(1524年)、北条氏綱と上杉朝興の高輪原の戦(現品川区高輪付近)のとき渋谷氏が交戦中だった北条軍の別動隊により襲われ焼き払われてしまいました。
現在は金王八幡宮になっており遺構は残っていませんが、境内には城の石とされる石があり、パワースポットの石と呼ばれています。
渋谷区指定天然記念物「金王桜」
金王八幡宮には、「金王桜」という、ひと枝に一重と八重が混ざって咲くめずらしい桜があり、渋谷区指定天然記念物に指定されています。
桜の歴史について、金王八幡宮の「社傳記」によると、源頼朝が父義朝に仕えた渋谷金王丸の忠節を偲び、その名を後世に伝える事を厳命、鎌倉亀ヶ谷の館にあった憂忘桜をこの地に移植させ、金王桜と名付けたとされています。
江戸時代には江戸三名桜の一つに数えられ、現在に至るまで代々実生より育て植え継がれ、守り伝えられています。
短い桜の季節にまた訪れてみたいです。
金運のパワースポット玉造稲荷神社
境内にある玉造稲荷神社は、京都伏見稲荷大社と同じ宇賀御魂命(うがたまのみこと)で、商売繁盛・殖産興業のご利益があります。
玉造稲荷神社は「稲荷」の名前にあるように、五穀豊穣や商売繁盛を授けてくださるお稲荷さまをお祀りしている神社。創建された当時から明治の頃までは、渋谷でも稲作が行われ、また、商業も盛んだったため、地域の人々から多くの信仰を集めていました。そして今でも強力な金運アップのご利益があるということで人気のパワースポットとなっています。
戦いの神の八幡さまをお祀りする金王八幡宮の境内にあるので、お参りのときは先に金王八幡宮の本殿を拝んでからお参りすることをオススメします。
渋谷発祥の地でもある金王八幡宮。是非、訪れていただきたい神社です。
【金王八幡宮】
住所: 東京都渋谷区渋谷3-5-12
電話:03-3407-1811
アクセス:JR・東京メトロ・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線
「渋谷駅」16C出口より徒歩5分(渋谷警察署裏)
https://www.konno-hachimangu.jp/
坂本 和保(さかもと・かずほ)
レンタルサロン運営/ドリームプランナー認定トレーナー/ZOOM講師&サポート
2017年5月、有楽町線護国寺駅から徒歩3分の自宅でお子様連れ可能な「ママが笑顔になれるレンタルサロンLino」をオープン。様々な分野の講師を招き講座やWSを開催。また、潜在意識を味方にし理想の未来を引き寄せるドリームプランナー認定トレーナーとしても活動しています。ママのお役立ち情報や、仕事の打ち合わせにオススメな場所などをお伝えしていきます。
坂本和保ブログ