こんにちは! シブヤ散歩新聞・編集長の界外(かいげ)です。
みなさんはアンテナショップって知ってますか? 企業や地域の自治体が、自社製品や地域の特産品を広めるためにつくるお店のことです。今回、渋谷に徳島のアンテナショップが開店するとのことで、オープニングレセプションにおじゃましてきました。
アンテナショップなのに、地域名が入っていない?!
渋谷駅から歩いて10分ほど。神泉町の一角にあるそのお店の名前は、「Turn Table(ターンテーブル)」。あれ、徳島のアンテナショップじゃなかったっけ? 普通、アンテナショップといえば、企業や地域の名前が入っているはずなのに、「徳島」の文字が見当たりません。「Turn Table」と書かれた藍色の暖簾をくぐってお店の中へ。
開始直後にうかがったのですが、お店の中はすでに超満員。
入ってすぐのカウンターには様々な国の店員さんがいて、いそがしく立ち回ってました。ウエルカムドリンクとしていただいたのは、クラフトビールの「KAMIKATZ」。とってもさわやかな味わいが気になり、ビンの裏に書かれた原材料を見てみると、すだちが入っていました。確かすだちは徳島の名産品だったはず。ここにも「徳島」の文字は見当たりませんが、「KAMIKATZ」は徳島県上勝町でつくられているそうです。
宿泊できる、日本初オーベルジュ型アンテナショップ
さらに奥へ進むと、「Hostel Reception」なるスペースが。地域のアンテナショップって、普通は食材を売っているお店ってイメージだけれど、ここはなんと宿泊もできるそうです。受付カウンターにはさりげなくターンテーブルが。おしゃれ〜!
2階へ上がります。そう、ここはなんと5階建てなのです。1階がバルとマルシェ、2階はレストラン、3〜5階は宿泊施設になっています。5階建てのアンテナショップ……もう、何もかもが規格外なので驚きません(笑)。
2階の中央には杉材の大きなダイニングテーブルがあり、美味しそうな料理がずらりと並んでいました。よくばって全種類いただいたのですが、どれも美味しかった! 中でも、魚の新鮮さが印象に残っています。そして、ここでも「徳島」の文字は見当たりません。アンテナショップなのに、一体どこまで謙虚なんだろう(笑)。でも、まずは美味しいと感じることからはじまって、その後に背景を知りたくなるのが本来の人間の興味のもち方だとするなら、ある意味とっても正しいプロセスのような気もします。
アンテナショップ発、オリジナルミュージック
たくさん食べてお腹も満足した頃、1階のステージで演奏がスタート。なんと、「Turn Table」のオリジナルアルバムだそうです。アンテナショップのオリジナルアルバムって。なにもかもが斬新すぎる(笑)。
DJ Mitsu the Beats – TURN TABLE
他にも、店内のいたるところがフォトジェニックで、飲んだり、食べたり、写真を撮ったりいそがしかった(笑)。
その後、カウンターテーブルで隣あわせた素敵な客人と「KAMIKATZ」を飲みながら会話を楽しんでいたら、3階から上の宿泊施設の写真を撮りわすれてしまいました(笑)。いや、取材のつもりで来てたんですけど、すっかりただのお客として楽しくなってしまいまして(笑)。それくらい居心地の良い場所だったということで、お許しください。そして、実際に足を運んで、あなたの五感でこの素敵な空間を楽しんでもらえたらと思います◎
【Turn Table】
住所/東京都渋谷区神泉町10-3
TEL/03-3461-7722
http://www.turntable.jp/
https://www.facebook.com/TurnTable-1195429533888439/
界外亜由美(かいげ・あゆみ)
シブヤ散歩新聞・編集長。クリエイティブ・ディレクター/プロデューサー/コピーライター。三重県の伊賀市、忍者の里出身。ちなみに、界外(かいげ)は本名です。東京に来て10数年目。いつ来てもワクワクする渋谷の街が好き(いまだに渋谷駅で迷う。方向音痴……)。興味のあるジャンルは料理、酒、発酵、お笑い、短歌、絵本、子育て。シブヤ散歩新聞ではレアキャラ的頻度で執筆予定。
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