久しぶりのヨガ散歩です♪
(前回は2018.6.21の国際ヨガの日。いつの間にか、1年半近くも経っていました!)
今回は、以前シブヤ散歩新聞で取り上げた「Atlya(アトリア)参宮橋」(←Atlyaについての詳細は、こちらを!)で開催されている「朝からスッキリ!コミュニティヨガ」へのヨガ散歩。
お子様の見守りもあり、クラス後には併設のカフェで一汁三菜にこだわったランチを200円OFFの1000円でいただくこともできるそうなんです。
実は私、Atlya参宮橋に足を運ぶのも初めて!
ヨガはもちろんのこと、コークリエーション(価値共創)スペースであるAtlyaの雰囲気を味わうことも楽しみに、行って参りました。
代々木公園駅から散歩をしながら、参宮橋のAtlyaへ!
朝、中目黒駅からどうやって参宮橋までいこうか迷った結果、参宮橋駅ではなく代々木公園駅からてくてく歩くことを選択!
これが結果的に大正解◎で、紅葉の始まった代々木公園の木々を眺めながら、秋晴れの広い空の下を気持ちよく歩いて行くことができました。
散歩をするのにとても気持ちの良い時期。こんな季節はあえて、目的地よりも遠い駅から歩くことを、オススメします♪
だいたいの方角だけを頼りに「どこかな〜♪」と歩くこと十数分。住宅街の一角にAtlyaがありました。参宮橋駅から近いのに、静かでとても落ち着いた場所です。
「朝からスッキリ!コミュニティヨガ」が始まる10:30にはまだ少し時間が早かったのですが、早速中に入ってみました。木の質感や温もり、壁の色、照明など、すべてが想像していた以上にとってもステキな空間!
向かって左側のカーペットのスペース、そして、その隣にあるテーブルやイスを移動させた板の間のスペースがヨガの場所になるそうです。早くも右側のカフェラウンジから漂ってくるいい香りが鼻をくすぐります。
託児ではなく「見守り」。その違いはいったいどこに?
月に1回、朝は10:30〜、夜は19:30〜のコミュニティヨガを担当しているのは、ヨガ指導者のムラヤマ美智子さん。アーユルヴェーダ講師でもあります。
さまざまなスタジオやスペースでヨガを指導している美智子先生ですが、Atlyaでの朝のコミュニティヨガは、小さなお子様連れの方でも居心地の良さや安心感に包まれながらヨガをすることができることが、他にはない大きな特徴だといいます。
「私にも経験があるのでわかりますが、初めてのお子さんを育てている方や、パートナーが忙しくてワンオペ育児をしている方たちが自分自身のメンテナンスをしたり、自分に集中して向き合うための機会や時間を持つことは簡単ではありません。そしてその中で、“自分”を保つことはなかなか大変なことです。
だからこそ、保育のプロが子どもたちを見守ってくれる見守り付きのコミュニティヨガは、母たちが自分のためにヨガをする時間を持つことができる、貴重な場だと思っています」
実は、もう11歳になった息子がまだ生後半年の頃、私自身も託児付きのヨガクラスに参加したことがあります。その時は、最初からギャンギャン泣いている息子を託児スタッフが抱っこしてクラス外へと連れて行ってくれたのですが、いつまでもずーっと息子のギャン泣き声が部屋の中まで聞こえ続け、息子への申し訳なさと預けたことへの後悔から、もはやヨガどころではなかったという記憶があります。
その点、Atlyaの見守りは「見守り」であって「託児」とは全く違うのだそうです。
保育のプロであり、見守りスタッフのMIHOさんこと碓井美穂さんは言います。
「もちろん、お子様の様子を見ながら私が抱っこしたり、外に散歩に行ったりすることもありますが、基本的には私がお子様を預かります、という託児ではなく、私と、お母さんと、その場にいるみんなでお子様を見守るという形です。
子どもって『自分がここにいていいんだ』と安心すると、少しずつお母さんから離れていきます。おもちゃの方へ行ったり、真似をしてポーズをとってみたり、段階を踏んで行動範囲が広がっていくんです。
そんな子どもの様子を見ているとお母さんの方の力も抜けますし、その場にいる大人みんなが子どもを温かい目で見守ってくれていることは、社会と分断されがちな子育ての中でも大きな安心感を得ることができます。その安心感がまた、子どもに伝わっていくんですよね」
美智子先生も「お子さんがその場に慣れ親しんだ頃合いや、その時の状態を見計らってお散歩に連れて行ってくれたりと、すごくクオリティが高いんです。おかげで、お母さんも安心して、自分の心身を見つめる時間を持つことができています」と大きな信頼を寄せています。
額にじわっとにじむ汗。プルプルしてくる自分の体とじっくり向き合う時間
古代から伝わるヨガをそのまま伝承しているインド人のヨガ指導者、マスター・スダカーに師事する美智子先生のクラスは、参加者と対話するところから始まります。
「(ヨガクラスで行う)動きができるできないということにフォーカスするよりも、普段なかなか持つことができない、自分の体と対話する貴重な時間だと思って、自分の体を味わってみましょう」
などと伝えつつ、参加者の近況や体調を把握していきます。
「日本でヨガというと、若い女性がやるものとか、体が硬いからできないというイメージが浸透してしまっているのですが、古くからインドに伝わるヨガはもっと日常的なものでもあります。
水の飲み方やトイレの仕方など日々の生活の仕方から、ポーズや呼吸法で肉体をメンテナンスする方法、そして日々起こる出来事をどう受け止め対応するかなど人間の思考に関わってくる部分まで、人が健康で幸せに生きていくために不可欠な知恵がすべて詰まっています。
ヨガの知恵を日常に取り入れていくと、しなやかで強さも併せ持った体を作れるだけでなく、周りの情報に左右されずに子どものことをしっかり見ていけるようにもなります。子どもやパートナー、家族との関係もグンと改善されていきますよ」
最初に目を閉じ、視覚に頼らず自分の体を感じ、呼吸を味わい、マントラを唱えてから始まったクラス。最初はうつ伏せでゆったりと始まりましたが、次第に動きに力強さが増していき、
時には太ももや腕がプルプルしたりするちょっとキツめの動きも!
併設のカフェでゆったりしている方が羨ましく思えてくる時間もあったりしつつも(笑)、「ちょっとキツくても呼吸しながらニコニコしてね」という美智子先生の言葉に、なんとか笑顔をキープ!
両脚を真上に上げている時間には、広い窓から見える空が爽やかな気持ちを思い出させてくれる素晴らしい環境です。
太ももや股関節などをしっかり使ったクラスの最後、全身をマットに委ねるシャヴァーサナの時間は、文字通り至福の時間◎
シャバーサナから起き上がったあと、「肩とか股関節とか、硬くなっているのを実感していたのが、しっかり伸びたー!」と晴れ晴れした顔で語った参加者の笑顔が印象的でした。
そして、美智子先生も含め、クラスで初めて出会った人たちやスタッフの方も一緒に楽しいランチタイム! 普段の生活範囲では出会わないような方とも出会えてつながれる時間と、この空間。とても豊かなひと時でした。
やると決めてやる! 7daysヨガチャレンジが来春からスタート!
さて、この日参加したコミュニティヨガは月に1回の開催ですが、来春からは、朝7時!スタートの「7daysヨガチャレンジ〜自分と向き合う7日間」という新たな企画がスタートするそうです。
朝7時からヨガ!? しかも7日間連続!? 絶対無理〜! 起きられないよー。
あちこちから、早くもそんな声が聞こえてきそうですが(笑)、ちょっとハードル高めな「7daysヨガチャレンジ」を企画したのはなぜでしょうか。
「朝にヨガをするのはいいらしい、と頭ではわかっていたり、情報としては知っていても、行動にはなかなか移せなかったりしますよね。だからこそこの企画を機に、毎日通うと決めて、実際にやってみてほしいんです。いろいろ言わずにとにかくやってみて、やった後の自分の変化を体験してほしいと思っています」(美智子先生)。
やると決めて、やる。
私自身もそうですが、私たちは何かにつけて「やらない理由」「できない理由」を見つけがちですし、そういう理由を探すのは本当に得意な生き物です。やらない理由はいくらでも見つけてしまうんです。
だからこそ「やると決めて、やる」って、やり抜くことは大変。しかも、それを1日だけじゃなくて、7日間続けることはそんなに簡単じゃないかもしれません。
でもそれができたら、今までできなかったことを始めたり、新たなことにチャレンジしてみたくなったりと、新しい世界が広がっていくと思うのです。実際、1日10回と回数は多くないけれど、毎日必ずスクワットをすると決めた私の友人は、続けるうちにどんどん表情が変わっていき、「仕事でも自信が持てるようになり、毎日が楽しくなった!」と話してくれるようになりました。
「ヨガには、普段おざなりにしている体を整えるだけでなく、精神に落ち着きをもたらし、様々な見極めや決断も良くなったりと果てしない効能があります。だから、東京で働いている生活をしている人たちにこそ、毎朝のヨガの習慣を入れ込んでもらいたいなと思うんです。
疲れているから30分でも長く寝ていたいと思うかもしれませんが、ヨガはエネルギーを消費するのではなく、“チャージ”することができます。朝ヨガをすることで、その日が1日が豊かになり、1日の時間を有効に使えるようになることを、ぜひ実感してみてください」
これを読んでちょっと気になってきた方は、やると決めて7日間、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
NIKEのキャッチコピーも言っていますよね。「JUST DO IT」
大小の差はあれど、7日後にはきっと何かが変わっているはずです。
開催は来年2月ごろの予定で、12月には詳細発表&予約開始となるそうなので、正式な告知を楽しみにお待ち下さいね! それまではコミュニティヨガ(次回は12月3日!)に参加して、心と体の準備を整えておくのはいかがでしょうか!?
美智子先生が、Atlyaに参画した理由と、温めている新たな企画とは
ところで、美智子先生はAtlyaでヨガを教えているだけでなく、Atlyaの中でワークショップを開催したりプロジェクトを企画していくAtlyaの「コアクルー」でもあるそうです。
「コクリエーション(価値共創)、共同で創造していく、というAtlyaのコンセプトに未知の可能性を感じたことと、Atlyaを運営するyou be you株式会社代表の井尾さわこさんとも意気投合したのもあってメンバーになりました。
Atlyaでは社会でいろいろな活動をしている人たちからさまざまなことを学べたり、気付きを持てたりするトークイベントやプログラムが豊富です。ヨガでも「アヒムサ」といって「非暴力」を大事にするのですが、AtlyaでもNVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)の講座があったりします。ヨガという名前はついていないけれど、空間の方向性はヨガ的な視点とシンクロするところがあると感じます」
イベントを企画する時には、コミュニティマネージャーと共に、企画の方向性や内容、料金設定などを考え、作り上げていくのだとか。
「代表のさわこさんがプロデュースやブランディングが本業なので、『もっとこうしたらいいんじゃない?』という提案もしてくれます。これからは、ヨガと姉妹のような関係にあるアーユルヴェーダの講座も、企画していきたいなと思っています」
これから寒い季節へと入っていくので、家庭で実践できるちょっとした智恵を授けてもらえるようなアーユルヴェーダの講座をぜひに! 期待しています♪
【朝からスッキリ!コミュニティヨガ】
次回の開催は12月3日。
https://atlyacommunityyoga191203.peatix.com/https://communitynightyoga1203.peatix.com/
【Atlya(アトリア)参宮橋】
東京都渋谷区代々木4-50-13-1F
http://atlya-co.com/
https://www.facebook.com/Atlya/
平地紘子(ひらち・ひろこ)
シブヤ散歩新聞・副編集長。フリーライター/ヨガインストラクター。10年以上お堅い新聞記者だったのに、3年間のアメリカ生活でヨガインストラクターに転身。でもやっぱり、書くのも好き。かなり色黒なので「サーファー?」と聞かれるけれど、見かけ倒し。スッピンのまま自転車で中目黒界隈を駆け抜けているだけです。ヨガウェアで魅せる筋肉美が最近のプチ自慢。フィットネスやマッサージなど、体にいい情報をお伝えします!
yoga teacher HiRoko HiRachi