本日のお散歩コースは、都道431号線。かつては水路だったため、水道道路と呼ばれている道です。ササハタハツエリアの水道道路沿いには小さな公園がたくさんあるので、そこに注目してお散歩して行きます。
<ササハタハツ散歩>とは
渋谷区主催の「まちづくりフューチャーセッション」を通じて発見したササハタハツ=笹塚・幡ヶ谷・初台地区の魅力をシリーズでご紹介するものです。ササハタハツを楽しめる散歩ルートとともに、たくさんの人に知ってもらいたい、訪れてもらいたいスポットを紹介していきます。
初台駅にあるオペラシティの裏側から、新宿新都心を背にしてスタートです。
<振り返って新宿副都心方面を見たところ。中央右側には新宿パークタワー、中央左側には東京都庁が。>
遊具も充実!「本町南児童遊園地」
出発してすぐ左手に見えるのが、「本町南児童遊園地」です。水道道路に沿った細長い空間にブランコ、滑り台などの遊具が並んでいます。
公園内を奥に進んでいくと、遊園地によくあるようなカップ型遊具の手動版がありました。
散歩をした日は無人でしたが、別の日には子どもがグルングルン回していました。見ているこちらが酔いそうなほどでしたが、とても楽しそうでしたよ。
<別の日に撮ったもの。夢中で遊具を回転させる子どもたち。>
2つの「ずい道」公園。「ずい道」とはいったい……?
次に見えてくる公園には、なにやら不思議なモニュメントが並んでいます。
<ヒツジのように見えますね。>
公園の名前は、「本村ずい道公園」。「水道」ではなく「ずい道」?!と思い、調べてみると”ずい道”とは”トンネル”のこと。どこかにトンネルがあるのでは?と、トンネルを探しに、公園横の階段を降りてみました。
階段を降りて、初台方面に少し行くと……ありました!!
<水道道路の下をくぐるトンネルです。本町図書館の近くにあります。>
その名の通り、ずいどう=トンネル の近くにある公園だったのですね。今まで何度も来たことがあったのに気づきませんでした。今回のお散歩の発見です!
さて、水道道路に戻って公園散策を続けます。次の公園は「本町ずい道公園」です。ちなみに先ほどの公園は「本村ずい道公園」。同じ名前??と見間違えそうですが、”町”と”村”とで違う公園なんです~。
また「ずいどう公園」??ということは……と思い、公園の中の階段を降りると、やはりありました!!
<またしても水道道路の下をくぐるトンネルが。「本町ずいどう公園」は、トンネルの真上に作られています。>
トンネルの先には帝京短期大学があります。
そして、「本町ずい道公園」には、またも不思議なモニュメント。しかもさっきの「本村ずい道公園」よりもたくさん並んでいます。
<ヘビかな? サルのようにも見えます。>
2つの「ずい道公園」にある2種のモニュメントは、もしかするとトンネルを表しているんでしょうか。いつかこの不思議なモニュメントたちの謎を解き明かしたいものです。
商店街に隣接する「六号通り公園」と「六号坂上公園」
「本町ずい道公園」を出てすぐに見つかるのが「六号通り公園」。小ぢんまりとした、ベンチが置かれた公園です。
「六号通り公園」をあとにし、隣にある幡ヶ谷社会教育館の前を過ぎると、左手には六号通り商店街が見えてきました。
そして、信号を渡って、水道道路を横断すると、「六号坂通り商店街」の入り口が見えます。
六道坂通り商店街入り口の横にあるのが、「六号坂上公園」です。
ここは地面が土ではなく、人工芝のような緑色のマットが敷かれています。
< 小さな広場と、日当たりの良い場所に置かれたベンチ >
商店街での買い物の休憩にもちょうどいい場所ですね。
小さい子の公園遊びにぴったりな「七号通り公園」
六号通り商店街、六号坂通り商店街を後に、少し笹塚方面に歩いていくと、左手に「七号通り公園」があります。
<滑り台がついた複合遊具が置かれています。>
2つの「ずい道公園」と、「六号通り公園」、「六号坂上公園」には遊具がなかったので、久しぶりに遊具のある公園に出会えました。買い物帰りにちょこっと子どもを遊ばせるのにちょうどいいサイズです。
奥の小道を進むと、自転車を借りることができる「渋谷区コミュニティサイクル」のポートがありました。
<借りられる自転車は電動アシスト付き。坂道もスイスイ走れます。>
<利用金額は30分150円から。>
ダイナミックな遊びができる「幡ヶ谷第三公園」
まだまだ歩きますよ~!
七号通り公園からさらに笹塚方面に進んで、右手にある「幡ヶ谷第三公園」は今回の散歩コースでは1番広い公園です。
<手前には木に囲まれた広いスペースがあります。>
遊具はないものの、とにかく広く、高低差もあるのがこの公園の魅力。夏になると水が流れて子どもたちが遊べる場所もあります。
<細道があったり、橋があったり。追いかけっこをするのも楽しそうです。>
十三号通り公園
水道道路散歩もいよいよ笹塚周辺に。十号通り商店街を横目に、都営住宅が並ぶ前をずんずん進むと、「十三号通り公園」があります。
ここは水道道路を挟んで北側と南側に広がる公園。北側には遊具があり、こちらにも「渋谷区コミュニティサイクル」のポートがありました。
<シンプルな滑り台と鉄棒のような遊具。>
<すでに何台かの自転車は借りられています。>
ついにゴール!「笹塚二丁目遊び場」
「十三号通り公園」から少し歩くと、本日のゴール「笹塚二丁目遊び場」に到着です。
水道道路と住宅に挟まれた細長い「笹塚二丁目遊び場」。公園の向こう側はもう杉並区です。
今回は「水道道路」の9つの公園を巡る散歩でした。
少し距離はありますが、商店街に寄り道もできますし、「渋谷区コミュニティサイクル」の自転車を利用するのもまた楽しいですよ。ぜひお散歩してみてくださいね。
NPO法人 代官山ひまわり 吉野麻子
2児の母。日々成長する子ども達に触発され、自身も色んなことに挑戦中。ササハタハツ歴11年。私たちが所属する「NPO法人代官山ひまわり」は、子育て世代の女性が、地域や社会とつながりを持ちながら、自分の居場所を見つけて楽しくはたらくための”新しいはたらきかた”を推進する団体です。今回、渋谷区主催の「ササハタハツまちづくりフューチャーセッション」に参加し、街の魅力を広く伝えるための記事作成を行っています。
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