散歩には思わぬハプニング!が付き物ですが、欲張り女子の執念は恐ろしい。予期せね休業で、お目当てを逃した前回「渋谷エスニック散歩 No. 3 ライスもいいけどスパゲティーもね!「カフィアライム」のスパゲティーグリンカレー」。
今度こそはー!野菜とスパイスのインド飯をー!と、休日のディナーに行ってきました。
地下鉄表参道駅(出口B2)を出て、青山通りを渋谷方面にまっすぐ進みます。鮮やかなオレンジ色の看板が見えたら、お目当てのお店に到着です。
雑居ビルの地下1Fにひっそり佇む、野菜とスパイスのインド飯「ハブモアカレー」。
ドアを開けると、懐かしい喫茶店のよう、アットホームな雰囲気が広がります。
「奥の席も空いていますよ〜」(店員さん)ということで、奥のカウンターへ。席に着くと、テーブルにボードが置かれていました。見ると、「カレーの御託」なるものが…。?
「当店でお出ししている[本日のカレープレート]とは南アジア、東南アジアなどの調理法をベースに、季節の旬野菜や珍しい西洋野菜を使用した創作スパイス料理です。食材の仕入れ先は、私達とつながりがあり、信頼できる農家さん達と取引したいために、安定的な仕入れが難しくなる部分もあるのでメニューも日々変動しますが、その時々手に入るベストな食材と調理法を選ぶようにしています。…(中略)…それでは季節とともに移り変わる野菜とスパイスハーブが織りなす世界をお楽しみください。」
では、楽しませていただきます!
メニューは日替わりで提供される『本日のカレープレート』のみ(1280円)。(*テイクアウトではカレー丼あり)なんという潔さ!シェフの強い気持ちを感じ、注文。
セット内容は、ごはん・本日のアチャール(漬物)・本日のカレー2種類。さらに、自分の好きな付け合わせを2種類選べます。私は、「黒長ラディッシュとひよこ豆のドライカレー」「安納芋のボリヤル」をチョイス。
さあ、来ました!ボードに書かれた『食べ方の掟』に沿い、まずは一品ずつ味わいながら、いただきます!
写真下は、「パープルからし菜とチキンキーマカレー」。上にトッピングされた春菊と紫色のからし菜の苦味がクセになるキーマカレー。
「小松菜のダル」。独特な苦味を持つチコリーがのった、小松菜とごぼう、セロリ、しいたけのダルカレー(レンズ豆のカレー)。つぶつぶの食感が後を引きます。
そして、チョイスした2品を。写真下は、「黒長ラディッシュとひよこ豆のドライカレー」。ヨーロッパではポピュラーな大根、黒長ラディッシュとひよこ豆のドライカレー。
「安納芋のボリヤル」は、ねっとりした食感の安納芋をボリヤル(南インドのココナツ風味のスパイス炒め)で。上品な甘味。そして、後味さわやかなココナッツ風味が特徴の一品です。
「青首大根とハーブのアチャール風」は、ハーブとスパイスの大根の漬物。
最初、いずれもターメリックライスと一緒にちびちび食べていましたが、やっぱりガッツリ食べたい!ということで、お店の『食べ方掟』に沿っていただきました。
「全品をご飯と一緒に混ぜ合わせて食べて頂きます。ご飯皿をパレットに見立てて、ご自分のお好きなように盛り付けください。」(『食べ方掟』より)
ご飯の上に少しずつ、全4種類をのせて。味と色の変化を2度楽しみ、いただきました。
カウンター8席、テーブル12席の計20席。お店の中には、旅の本や雑貨も置いてあり、カレーを食べ終わった後、スパイスの効いたホットレモネードを飲みながら、おしゃべりする女子たちも。そして、男性のひとり客も、ちらほらいました。
「どのカレーも美味しかったです!(お店のカード)1枚頂いてもいいですか?」
「何枚でもどうぞ!」
と、にっこり店員さん。
やさしい味と人が、入りやすい空気を作っているのかもしれません。野菜により、メニューが日々変動するので、次来た時はどんな野菜とスパイスのカレーに出合えるのか、楽しみです。
欲張り女子のエスニック散歩は、まだまだ続く。
【店舗情報】
ハブモアカレー
東京都港区北青山3-12-7 カプリース青山B1F
TEL/03-3407-7001
営業時間/[月~水・金・土]11:30~15:30(L.O.15:00) 18:00~21:30(L.O.21:00)
[日] 11:30~16:00(L.O.15:30)
定休日/木曜
櫻井澄恵(さくらい・すみえ)
東京の北に生息する、20代OL。栃木県のさくら市出身。渋谷は、小・中学生の頃、たまにおのぼりさんしに来ていました。原宿のイメージが強かったけれど、大学時代、渋谷区の未知な魅力と出会い虜となる。エスニック、本屋、スイーツ(特に、モンブラン!)に興味あり。体重増加のため投稿を控えているが、モンブラン好きによる、モンブラン研究所「モンブラン ラボ」をゆるく更新しています。
モンブラン ラボ