友だちと代々木散歩をしました。最初はランチだけの予定だったのが、話の途中から散歩が始まって。
「ファイヤーキングカフェ」で、開店ちょうど11時半に待ち合わせをして。
場所は、小田急線の代々木上原駅西口から徒歩1分。改札を出て、階段を昇ってすぐ。方向音痴にはありがたいわかりやすさです。
この日の店選びのテーマは、「周囲を気にせず、お互いしゃべり倒せること」。ファイヤーキングカフェに決めたポイントは、席数が多いこと。会話が飛び交う中、自分たちも声の大きさを気にせず、話せそうだったから。そして料理が美味しそうなこと。そのヨミは当たっていて、落ち着いた色合いのインテリアと、ジェントルマンなスタッフの対応、シックでほどよい柔らかさのソファーたちは、最初から 「どうぞ、しゃべって」と、語りかけているようでした。
窓からの景色なこんな感じ。店内の壁面にはモノクロ写真が貼られていました。スティーブ・ジョブズやニール・アールストロング、 アルベルト・アインシュタインなど、世界の偉人たちが多数。実はこのカフェ、常時作家の企画展示をしていて、誰でもプレゼンが通れば作品を発表できるそうです。このチャンスの注ぎ方ってよくないですか?ぐっときます。
料理は超本格的なアジアンフード。 わたしはあったかいフォーを、友だちはナシゴレンを食べました。何の前情報もなかったけれど、ナシゴレンは人気No.1なのだそう。こういった情報を、カフェを出てから知るのもまたオツですよね。
さらに赤ちゃん連れも入り口付近の席にちらほら、ベビーカーを隣に置いて、ソファーに座ってゆっくりランチしている人たちの姿も。犬もOK。WI-FI完備。はい、come on!
デザートセットの揚げバナナ(追加オーダー)。これはやばいです。「いいから食べなさい」という一品でした。
カップ&ソーサーやマグカップは、ファイヤーキングの定番シリーズで。米国の古き良き時代の1940年代から数十年、一般家庭で愛用されていたというファイヤーキングの食器はその後時代の流れとともに廃盤になっているのですが、当時の貴重なビンテージ食器もここでなら見ることができます。
「美味しかったねえ。しゃべったねえ」
「席と席の間はちょっと狭かったけど、それがまたしゃべりやすかったよね」
お店を出たわたしたちは空を見上げました。「いい天気だねえ」。「たかなしさん、東京ジャーミイって知ってます?」かわいい年下のお友だちは言いました。「東京ジャーミイ!?何、その魅力的な響き。知らない!」 。「ここから近いですよ。行ってみます?」 。「行きたい!連れてってー!」。──次回へ続く。
【店舗情報】
ファイヤーキングカフェ
東京都渋谷区上原1-30-8
TEL/03-3469-7911(予約)
営業時間/平日11:30~深夜2:00(ラストオーダー)
土日祝日12:00~深夜2:00(ラストオーダー)
たかなしまき
フリーライター。OL、業界紙記者、海外ガイドブックや美容雑誌の編集者を経て、現職。愛媛県で生まれ育っている最中から都会に憧れていたわたしにとって、渋谷界隈は歩いた分だけTOKYOのおもしろさに出合える街。現在、神奈川県在住ですが、何かと渋谷や表参道に出没しています。ふらーっと路地に入って探検したり、人間観察したり、気の向くままに歩くのがお気に入り。子どもが伸びる「体験型教育」情報サイト『のびるWEB』の編集人。
のびるWEB
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