みなさまこんにちは。シブヤ散歩新聞・編集長の界外（かいげ）です。平成最後の年末年始、ゆっくり過ごせましたか？ 「平成最後の」ってフレーズ、ついぞ使わなかったと思い、年末に焦って使ってみたのですが、4月末まで平成なんですよね。年が変わっても、まだ使えそうです（笑）。

そんなことはさておき。2018年もシブヤ散歩新聞をご覧いただきありがとうございました。昨年は88本の記事を掲載することができました。そして、2016年9月のスタートから250本の記事をお届けしています。Webメディアとして、記事数は決して多くないのですが、続けてきたことで新しい展開があった一年でした。そのあたりも含め、2018年のシブヤ散歩新聞を振り返ってみたいと思います。

1月　さかいめ散歩

渋谷さかいめ散歩　No.1 渋谷区と目黒区の境目を歩いてみた

地図上の渋谷と頭の中にある渋谷って、必ずしも一致していないはず。ということで、地図上の渋谷区の境目を散歩してみようという企画。「こっち渋谷区」「こっち目黒区」って言いながら歩き続けるだけの記事です（笑）。私がさまぁ〜ずのような、街歩きの達人ならもっと面白い展開があったのかもしれませんが、素人がひたすら区の境目を歩き続けるだけのダラッとした記事です（笑）。が、それもシブヤ散歩新聞らしい気がして、個人的には気に入っています。

2月　インテリアdeカフェ散歩

渋谷インテリアdeカフェ散歩No.2　おすすめ☆ふわふわ幸せのパンケーキ　渋谷店

モノトーンのDIY作家、峰川あゆみさんが、インテリアの視点でオススメのカフェを散歩する企画です。パンケーキが人気のこのお店、インテリアはフレンチシック。DIY作家の峰川さんの注目ポイントはトイレ！本棚の一部が引き戸になっているそうです。ぜひ、実物を見てみて◎

3月　レジェンド散歩

渋谷レジェンド散歩 No.1　代官山ヒルサイドテラスの老舗お花屋さん「フローリストイグサ」

渋谷といえば若者の街という印象があり、お店の移り変わりが早いイメージがあるかもしれません。そんな中、渋谷で数十年営業し続けるお店や会社をめぐる「レジェンド散歩」企画。初回は代官山のお花屋さん、「フローリストイグサ」にお邪魔しました。旧山手通り沿いにあって、ガラス窓から見える大きめの観葉植物が印象的なお店、といえばピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。こちらはなんと、約50年続くお店だそう。この地で50年続けることができた秘訣をいろいろと伺うことができました。

4月　お役所散歩

渋谷お役所散歩 No.1　会社をつくったら、どこに何を届け出たらいいか知ってますか？

実は私、昨年、会社を設立したのですが、その時にたくさんのお役所を回って、いろんな手続きをしました。法務局、税務署、労働基準監督署、年金事務所と、いままで一度も足を踏み入れたことのないお役所ばかりで、とても手間のかかる手続きではありましたが、せっかくなのでこれを記録したら面白いかも、という思いつきの企画です。まあ、一生に何度も行うことではないし、貴重な記録かもしれません。渋谷で起業したいと思っている方には、少しだけ役に立つ、かも？

5月　ササハタハツ散歩

ササハタハツ散歩 No.20　ハンギングバスケットを眺めながら「六号坂通り商店街」を食べ歩き散歩

笹塚・幡ヶ谷・初台地区の魅力をお届けする「ササハタハツ散歩」。子育て世代の女性が集まるNPO法人代官山ひまわりさんが、全20回の連載として寄稿してくれました。笹塚・幡ヶ谷・初台って、渋谷の中ではちょっと印象が薄い？かもしれませんが、街を歩いてみると、面白いお店や歴史的建造物がたくさんあります。下町っぽさがあったり、個性的な個人商店があったり、散歩しがいのある街であることを教えてもらいました。

6月　ヨガ散歩

渋谷ヨガ散歩 No.9 6/21は “国際ヨガの日” 本場インドのヨガを渋谷で体験してきました！

人、人、人！　なんと、約800人いるそう。ヨガティーチャー兼ライターの平地さんが「ヨガ奉り」を取材してくれたこの記事。６月21日は、“国際ヨガの日”　って知ってました？　インドのモディ首相の提案を受け、2014年12月に国連総会で全会一致で宣言されたそうです。こちらのイベントは、　“国際ヨガの日”　に行われたもの。ちなみに、10月9日は　“散歩の日”　。シブヤ散歩会議（事務局・東京商工会議所渋谷支部）が申請し、一般社団法人日本記念日協会の認可を得て正式に登録された記念日です！

7月　まちづくり散歩

シブヤまちづくり散歩No.1 　「渋谷の未来を描くワークショップ　ー笹塚・幡ヶ谷・初台・本町周辺①②ー」

再開発の進む渋谷を散歩新聞の視点で取り上げるためにはじめたこの企画。第一弾は渋谷区が進める「渋谷区まちづくりマスタープラン」のワークショップを取材しました。「未来の渋谷に住むキャラクターをつくりましょう」というお題がなんとも渋谷らしい感じ。『ちがいを ちからに 変える』というスローガンを体現するような取り組みを目の前にして、「渋谷っていいな」と改めて感じられる機会でもありました。

8月　青学生散歩

渋谷×青学生散歩No.１　渋谷・原宿の新スポット「渋谷キャスト」にある北欧カフェ「Åre（オーレ）」

青山学院大学・経営学部の学生さんが集まる「渋谷区バリアフリー推進協議会　学生分科会」さんとのコラボレーション企画。青学生のみなさんが愛用するお店を、バリアフリーの視点から紹介しています。段差の有無や通路幅を握りこぶしの数で伝えるなど、とても丁寧でわかりやすいのが魅力です。こういう情報が増えると、空間のバリアフリーだけでなく、気持ちのバリアフリーも進むのだろうなと感じました。

9月　まちづくり散歩

シブヤまちづくり散歩No.5　いよいよ9月13日オープン！渋谷ストリーム＆渋谷ブリッジが散歩をもっとおもしろくする！

2018年の渋谷の大ニュースのひとつ、渋谷ストリーム＆渋谷ブリッジの開業前に、開発担当者である東京急行電鉄株式会社さんを取材しました。これまで、渋谷の南側は国道246号線で分断されていて、動線がイマイチだったんですよね。これを2階通路でつなぎつつ、人が集まる場所、歩きたくなる場所になるよう開発されたのが、渋谷ストリームと渋谷ブリッジです。「センター街やSHIBUYA 109、渋谷ヒカリエなど、渋谷の駅前がA面なら、渋谷駅の南側はB面」と表現していたのがとても興味深かったですね。知ればしるほど、じわじわ魅力が伝わる。そんな場所になっていくことがイメージできました。

10月　インタビュー散歩

渋谷インタビュー散歩 No.1「商工会議所ってなにしてるの？」、「青年部を立ち上げてどうするの？」と率直に聞いてみた

シブヤ散歩新聞は、東京商工会議所・渋谷支部のメディアなんです（あんまり知られていないかもしれませんが）。ということで、今年は東京商工会議所・渋谷支部のメディアだからこそ伝えられるニュースにもこだわりたいと思い、青年部立ち上げのインタビューを行いました。商工会議所って、存在は知っているけど、実際は何をしてるんだろうって疑問、ありませんか？　ということで、この機会に率直に聞いてみました。「青年会議所と商工会議所って、どう違うの？」みたいな素朴な質問に丁寧に答えてもらいました。

11月　コミュニティ散歩

渋谷コミュニティ散歩No.1 100人100通りの仕事と暮らし~Atlya（アトリア）参宮橋

いまはコミュニティの時代ですよね（わかった風に言いたかっただけ）。コミュニティというキーワードは、シブヤ散歩新聞も外せないわけです。そこで、新しく立ち上がったコミュニティスペースAtlya（アトリア）参宮橋さんを紹介させていただきました。ただのカフェではない、イベントスペースとも違う。Atlyaのコンセプトは「100custom 100life」。100人が100通りの働き方、生き方を「共に創る場」としてはじまったこの場所がどんな風に進展していくのか、とてもたのしみです。

12月　オトナ女子散歩

渋谷オトナ女子散歩No.6　ハチ公前から渋谷の南側をインスタ映え散歩

シブヤ散歩新聞は、シブヤ経済新聞・編集長の西さんの発案でスタートしたWebメディアです。先日、西さんに今後のシブヤ散歩新聞のことを相談させてもらう中で「原点に立ち戻って、もっと散歩を大切にした記事をつくっては」というアドバイスがあり、純粋な散歩企画として復活したのが「オトナ女子散歩」です。

明治期の小説家・国木田独歩（1871-1908）はかつて渋谷に住み、「武蔵野」をはじめ「散歩」をテーマとした小説を多く生み出しました。「武蔵野を散歩する人は、道に迷うことを苦にしてはならない。どの路でも足の向く方向へゆけば必ずそこに見るべく、聞くべく、感ずべき獲物がある」。小説「武蔵野」のこの一文のように、見るべく、聞くべく、感ずべき獲物を発見する散歩を、2019年も目指していこうと思っています。

以上、駆け足で振り返ってみました。他にも紹介したい記事がたくさんあるのですが、あんまり長くなってもなんなので、ひと月に1本、紹介してみました。

＊

2019年のシブヤ散歩新聞は
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・散歩を主軸にした企画
・渋谷のまちづくりを追いかける企画
・様々な団体とのコラボレーション企画
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などを中心に、お届けしたいと思っています。

散歩のようにゆるやかに、でも、一歩ずつ前進していく。そんなメディア運営を続けていきますので、2019年もどうぞよろしくお願いいたします！

界外亜由美（かいげ・あゆみ）

シブヤ散歩新聞・編集長。クリエイティブ・ディレクター／プロデューサー／コピーライター。三重県の伊賀市、忍者の里出身。ちなみに、界外（かいげ）は本名です。東京に来て10数年目。いつ来てもワクワクする渋谷の街が好き（いまだに渋谷駅で迷う。方向音痴……）。興味のあるジャンルは料理、酒、発酵、お笑い、短歌、絵本、子育て。シブヤ散歩新聞ではレアキャラ的頻度で執筆予定。
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