毎日の食事で、体に必要なオイル、とっていますか?
実は私、ほんの数ヶ月前まで、オイルにまーーったく関心がありませんでした。だってオイルって、ただただカロリーが高いだけじゃないの!?
若かりし頃、そして妊娠中も、太らないように完全にオイルをカットしていた時の思考から、いまだに抜け出せずにいます。だからちまたでどれだけオイルが話題になっても、ビックリするほど、無関心でした。
それがこの数ヶ月の間に、それまでまったく縁のなかったオイル絡みの取材が2件も続いたんです。そして、話を聞かせてくれる人たちが、まあ、オイルを絶賛するわけです。
そりゃ、試してみなくちゃ!
取材後に早速、MCTオイルとマカダミアナッツオイルを購入して家で使っていましたが、摂り方や、摂る量、その効果についてとか、NGな摂り方ってあるの?とか、次々と疑問が湧いてきました。
そんな時、南青山にオイルソムリエのいる「O.I.L FARMACY」というお店があり、30分の無料カウンセリングをしてくれるとことを知り、行って来ました。
香ばしいマカダミアナッツオイルの香りの虜に
電話でカウンセリングの予約をして、早速お店へ。白と木目を基調にしたナチュラルな雰囲気が、初めての時に感じる緊張感を和らげてくれます。
白衣で迎えてくれたのは、「一般社団法人 日本オイル美容協会」の認定講師で、シニアオイルソムリエのAKIさん。肌が艶やかで、キレイです!
さあ、まずは問診票への記入から。食習慣や生活習慣、体調や肌で気になる部分について記入していきます。
記入し終えた問診票を見て、AKIさんが目に留めたのは、私が「MCTオイル、マカダミアナッツオイル」と記入した、使用中のオイルの欄。「どんなオイルを使っていますか?」と私に聞きながら、たくさんのサンプルの中から
3本のマカダミアナッツオイルの瓶を取り出し、注いでくれました。
この3種類のマカダミアナッツオイル、いずれもオーストリアで搾られたもの。さらに、どれもオーガニックで、コールドプレス(熱を加えずに搾ること)とのことです。
色がどれも違うのがわかりますか?
香りも味もそれぞれ違うのですが、私が何よりも驚いたのは、家で使っているものとの大きな違い! 香りがものすごく香ばしくって、マカダミアナッツそのもの! かいだ瞬間「わーーっ!」と声をあげたくらいです。ナッツ大好きの私には、たまらない香りっ!
少しずつ味わわせてもらったら、これはもうヤバイ美味しさ。オイルなのに、ごくごく飲みたくなってしまう美味しさです。しかも、AKIさんがこんなこと言うんです。
「バニラアイスにかけると、マカダミアフレーバーのアイスになるし、絹ごし豆腐に、ハチミツをかけてこのオイルをかけると、パンナコッタみたいになるんですよ!」
それ、絶対試したい! と言うわけで、一番香ばしい香りがした、右の1本を購入して帰ろうと心の中で決めたわけですが、マカダミアナッツオイルにはどんな効果が?
「血管壁を強くしてくれるので、動脈硬化や心筋梗塞の予防に役立ちますよ」(AKIさん)
AKIさんが冷蔵庫の中から取り出したものは・・・!
AKIさんが次に出してくれたのが、亜麻仁オイルと、荏胡麻オイル。夫がひどい花粉症で、小学生の息子も軽いアレルギー体質だと伝えると、荏胡麻オイルを進めてくれました。
少し苦味があるけれど、お味噌に混ぜてキュウリをつけたり、おわんによそったお味噌汁にちょい足しすれば、子どもでも大丈夫とか。そして夫向けには、キムチにかけることを勧めてくれました。荏胡麻オイルに含まれる、オメガ3は、発酵食品との相性がとてもいいんだそうです!
私が毎朝作るようにしている野菜&フルーツたっぷりのスムージーに加えるのも良いと聞き、これなら、無理なく日々の食事に取り入れられそうだと思えてきました。「オイルはサプリメントじゃなくて調味料」というAKIさんの言葉が響きます。
で、ここでも一つ驚いたことが。AKIさん、亜麻仁と荏胡麻のオイルをサンプルコーナーからではなく、なんと冷蔵庫から取り出して来たのです!
「オイルを冷蔵庫に入れておくんですか!?」と私は心底驚いたのですが、皆さん、知ってました!? どうやら、結構知られていることのようですね(苦笑)
AKIさん曰く、荏胡麻、亜麻仁、チアシードなど、酸化しやすい「オメガ3系」のオイルは生鮮食品。開封したものを冷蔵庫に入れておくのはもちろん、未開封のものも冷蔵庫で保存するのが良いんですって!
畑で作られた植物からの恵みのオイル
AKIさんと話しながら、試飲しながらの楽しい時間は、あっという間に過ぎて行きます。お店に着いた時よりも、さらにオイルに興味を持ち出した私を察したのか、AKIさんが店内で開かれる様々なイベントについても教えてくれました。
ジャラハニーとオイルのイベントや、バレンタインに向けたチョコレート作りのワークショップ、月の満ち欠けに合わせたオイル講座など、盛り沢山です。
ところで、店内にはもう一つコーナーがあります。
こちらは、コスメコーナー。肌にいいホホバオイルなど、外側から体をケアするためのオイルが並んでいます。
以前私は、食用のココナッツオイルを全身に塗っていた時期があったのですが、同じ原料のオイルでも、食用と肌用は精製の仕方が違うので、ちゃんと肌用のものを使った方がいいと教えてもらいました。
帰り際、気になっていた店名についても尋ねてみました。ファーマシーという読み方から、私はてっきり、薬局をイメージしていたのですが、AKIさんに言われてスペルを見ると、「PHARMACY」じゃなくて、「FARMCY」。
オイルはFARM(畑)で育つ植物の命の凝縮物、ということでFARMと、薬局のPARMACYをかけて作った言葉だそうです。ちなみに、白衣を着ているのは薬剤師さんのイメージだそうですよ。
店内に並ぶたくさんのオイルの中から、
今日はマカダミアナッツオイルと、荏胡麻オイル、そして、炒め物にも使えるココナッツオイルも購入することにしました。
オイルで体も食事も潤いそうで、ワクワク!
お店は、南青山5丁目の交差点から、骨董通りをしばらく歩き、途中で左の路地に入ったところ。路地を曲がるとすぐにこんな看板があるので、わかるはず!
親切で、とても可愛い説明ですよね。3階まで頑張って登ると、入り口が待っています。
お店にはやはり、モデルさんたちもよく買いに来られるとか。興味が湧いた方、ぜひフラッと立ち寄ってみてください。予約をしてなくても、いろんなことを教えてもらるはずですよ!
【店舗情報】
O.I.L FARMACY
東京都港区南青山5-4-30 南青山NKビル3F
TEL/03-6427-3982
営業時間/11:00〜19:00
定休日/日・月(イベントなどで休みになることもあり。要問い合わせ)
http://www.oil-farmacy.com
平地紘子(ひらち・ひろこ)
シブヤ散歩新聞・副編集長。フリーライター/ヨガインストラクター。10年以上お堅い新聞記者だったのに、3年間のアメリカ生活でヨガインストラクターに転身。でもやっぱり、書くのも好き。かなり色黒なので「サーファー?」と聞かれるけれど、見かけ倒し。スッピンのまま自転車で中目黒界隈を駆け抜けているだけです。ヨガウェアで魅せる筋肉美が最近のプチ自慢。フィットネスやマッサージなど、体にいい情報をお伝えします!
yoga teacher HiRoko HiRachi