皆さんは昨日何を食べましたか? この一週間、どんなものを食べましたでしょうか?
皆さんが毎日お手入れをしているお肌、髪の毛、ネイル・・・。
その全てが、皆さんがこれまで口に入れてきたものからできています。
当たり前ですよね。でもとっても大切な事実です。
だから、もしも“身体にとって美しくないもの”ばかり食べていたら、どんなに良いお化粧品を使っていても美しくはなれませんし、健康な身体にはなりません。
健康で美しい身体になるためには、“身体にとって美しいもの”を選んで食べていかなくてはなりません。
では、”身体にとって美しいもの”ってなんでしょう?
今回は、そんな“食と美容”について学べるイベントが渋谷のカフェレストラン『エムナチュール』で開催されるということで早速行ってきました。
タレントで美養サラダ研究家の宮前真樹さんと雑穀クリエイターの持田怜美さんのトークショー
こちらのイベントは、有機オリーブオイルなどさまざまなオイルを取り扱う「味とサイエンス」と完全無添加の製品を提供する「長寿乃里」が共同で開催したものです。
味わいの異なる数種類のコールドプレスオイルと、この日のために特別にブレンドされたデトッ穀”美穀”の組み合わせで、健康美容を目指したメニューが開発され、この日発表されました。
タレントで美養サラダ研究家の宮前真樹さんと、日本にたった8人しかいないという“雑穀クリエイター”の資格を持つ持田怜美さんのトークショーが行われ、“身体にとって美しいもの”である「雑穀」と「オイル」、この2つをどのように日常に取り入れたらよいか、その方法が紹介さました。
アンチエイジング成分がたっぷり入った“雑穀”
雑穀には抗酸化成分がたくさん含まれていますが、特にアンチエイジングや美肌というものを意識するのであれば、色の濃い、はっきりした色のものを選ぶとよいそう。
雑穀で注意しなければいけないことは劣化。雑穀は時間の経過とともに劣化していき、その劣化に伴って色が褪せていくのだそう。お店で雑穀を選ぶ際には、色が褪せていないものを選ぶことがポイントになります。
そして購入した雑穀を良い状態で保つためには、ジプロックに入れてしっかりと封をし、冷蔵庫に入れておくと良いそう。
雑穀クリエイターの持田怜美さんがアンチエイジングを目的に特別にブレンドした雑穀“美穀”。今回のイベント用にブレンドされた“美穀”は、色がとても鮮やか。
雑穀の上手な炊き方
雑穀は白米と異なり、炊く前にひと手間が必要になります。といっても、固くて浸水の必要な雑穀は最低90分間水に浸すこと、ただこれだけ。炊飯器にセットしてそのまま90分置いておけばよいのです。時間はきっちり90分間でなくても大丈夫。もっと長い時間でも問題ありません。
ふっくら良い触感になって美味しくいただけるようになりますのでその間をぜひ楽しみに待って頂くと良いです。
≪炊く際のワンポイントアドバイス≫
雑穀は炊く際にお塩を少し(1カップにつき一つまみ程度)入れるだけでコクがグッと出てさらに美味しくなりますのでぜひ試してみてください。
炊いた雑穀の便利な保存方法
炊いた雑穀をその日に全て食べ終えるという場合は冷蔵庫での保存で大丈夫です。
もしも多めに炊いておいてストックしておきたいという場合には、冷凍での保存がおススメです。蓋つきの製氷皿(100均などで買えます)に小分けして入れて冷凍し、その後ジップロックに入れて保存します。こうしておくと使う時に必要な分だけ使えるのでとても便利です。
雑穀は一日どの程度取ればよい?
1日約30g以上を目安に摂ることが望ましいです。食物繊維がたくさん採れ、身体が変化してくるのが体感できるようになります。
≪サラダで雑穀を≫
今回紹介された雑穀”美穀”は、ふっくら炊き上がるというよりは、サラダに合うようにちょっと固めにパラパラっとできるようにブレンドされているものです。
最近はパワーサラダ、フレンチサラダといって、ご飯と一緒にサラダと食べることも多いので、雑穀も気軽にサラダに合わせて頂くと良いです。
“身体にとって美しい”オイルの選び方
オイルも雑穀と同様、最近はスーパーでも気軽にたくさんの種類のものが買えるようになってきています。しかし、残念ながら中にはあまり身体に良くないオイルもあるのだそう。
では、オイルはどのように選べばよいのでしょうか。
①光を通さない遮光瓶に入っているもの
オイルは光を浴びることによって劣化してしまうので、それを防ぐ必要があります。
②作り方が低温圧搾で、火にかけていないもの
残念ながら私たちが子供のころから使っていたものは、火にかけていたり酸化しているものが多かったりします。もちろんそのようなオイルは日常的に気軽に使うことができて便利なのですが、そういうものから少しづつ身体に良い油に取り換えていくと良いです。
オイルと雑穀で腸を元気に
オイルには、オメガ3、6、7、9など様々な種類がありますが、その中でもオメガ3のオイルは便をツルっとさせるような働きがあります。便秘の方は毎日コツコツと、小さじ1杯でも、市販のドレッシングにちょっとプラスするだけでも身体が変わってきますので、ぜひ毎日取り入れてみて下さい。
雑穀もサラダもオイルも全部一緒に食べると、腸の蠕動運動を助けたり、便秘を解消する働きが期待できます。現在“腸活”ということが話題になっていますが、腸が綺麗になるとお肌がきれいになったり、健康の面でも良いことが多いので、ぜひオイルと雑穀を組み合わせて日常の中に取り入れて下さい。
雑穀とオイルを使った”美しい身体になれる”レシピ
イベントでは、実際に雑穀とオイルを使った様々な料理が紹介されました。
ビーツとオレンジの雑穀サラダ + オレンジドレッシング
『アルガンオイル』+『美穀』
ビーツもアルガンオイルも美容には欠かせない栄養素が詰まっています。紫キャベツとナッツの食感をプラス。フレッシュなオレンジの香りとアルガンの甘みを感じるドレッシング。
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パセリとひじきのサラダ
『フラックスシードオイル』+『オリーブオイル』+『美穀』
付け合わせに多いパセリをメインにしたサラダ。パセリの苦みとフラックスシードが合います。
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スパイシーチキンとケールのパワーサラダ + ラズベリードレッシング
『オリーブオイル』+『美穀』
作りやすいベーシックなグレインズサラダ。野菜に決まりは無く、好みの季節野菜でアレンジ可能です。その際、食感のある野菜やナッツを加えることで、さらに食べ応えのあるサラダになります。
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甘酢生姜とお揚げのサラダ
『マカダミアナッツオイル』+『美穀』
暑い季節にさっぱり簡単なサラダ。甘酢とマカダミアのコクが合います。
>>レシピ詳細はこちら<<
この料理で使うオイルは、家で簡単に作れるように、オイルに1つか2つを加えて小さな瓶でカシャカシャっと混ぜるだけで完成、というような形になるように作られています。
オイルは、プラスしてちょっと玉ねぎをすったり、ガーリックをプラスしたり、またチーズやお味噌などを入れたりとどんどんアレンジしていくことができます。
雑穀とオイルで、美味しくて美しくなれるおにぎりが
雑穀と白い白米と一緒に炊いておにぎりに。オリーブオイルやマカダミアンナッツオイルをちょっと混ぜて、そこにドライハーブを混ぜるととっても美味しいおにぎりになります。
オイルはサラダ油のイメージで捉えているとどのようにして使ってよいかと迷ってしまいますが、実は色々な使い方ができるのです。
アルガンオイルはとっても甘みがあってコクがあるので、ヨーグルトにかけたり、アイスクリームにかけたり。
マカダミアンナッツは過熱しても大丈夫なので、お菓子作りをされる方は焼き菓子に使ってバターの代わりとして使えます。糖質やカロリーがほとんどなく、また乳製品を控えている人にも食べて頂ける、健康にとても良いお菓子ができます。ぜひご自宅でお試しください。
CAFE RESTAURANT M.NATURE(エムナチュール)
今回のイベントはカフェレストラン「エムナチュール」で開催されました。
こちらのお店の”かんばん息子”近藤恭平さんに「エムナチュール」の特徴につきましてご紹介頂きます。
【住所】渋谷区渋谷2-2-3 ルカビルⅡ
【TEL】03-5466-1537
【営業時間】
平日:11:30~23:00
土・祝日:12:00~23:00
定休日:日曜日
小川真由子(おがわ・まゆこ)
鍼灸師。医薬品登録販売者。表参道の鍼灸院「グラン治療院東京」の院長として鍼灸の施術を提供するかたわら、(社)日本鍼灸協会の代表理事として鍼灸の専門学校での技術指導やメディアへの情報提供を通して美と健康の啓蒙につとめています。東洋医学の知識を活かし、渋谷から美と健康の情報をお届けしていきます。
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