2020年がスタートして、はや2週間が経ちますね。
「2020」という数字を見たり書いたりするたびに、「2019」の時にはなかった、
ワクワク感というか、「ついに来たか」という感じとか、特別感、みたいなものを感じるのは、私だけでしょうか?
キリがいい数字ということも少なからずあると思いますが、やはり頭のどこかに「2020=東京オリンピック・パラリンピック」がインプットされているのでしょうね。
チケットを申し込もうとすら思わなかった(苦笑)関心の薄い私ですらそうなのですから、きっと多くの人が、2020年に同じような高揚感を感じているかもしれないですね。
というわけで、現在のオリンピックの盛り上がり感を体感しに、五輪のメインスタジアムとなる国立競技場周辺へと、足を運んでみました。
国立競技場へと続くスタジアム通りを歩く
地下鉄の外苑前駅を降りたのは、1月の上旬。上着を脱いでしまうくらい、ポカポカとあたたかな日でした。
秩父宮ラグビー場、神宮球場が並び、国立競技場へと続く「スタジアム通り」。この道を歩くときはいつも、神宮球場へと向かう野球ファンの列の中にいるので、視界が開けているスタジアム通りを歩くのはなかなか新鮮。
これまではどちらかというと、ラグビーよりも野球の印象が強いスタジアム通りでしたが、2019年のラグビーワールドカップ日本大会の成果でしょう。並ぶポスターなどから、ラグビーの勢いも感じましたよ。
都立青山高校や、國學院高校の前を通り、ちょうど放課後の部活動の熱気を感じながら歩いていると、
正面に、完成して間もない国立競技場が見えてきました。
通り沿いには「HELLO, OUR STADIUM 国立競技場」の旗が並んでいます。
そして、国立競技場が近づいてくると、真新しいビルが。日本青年会館、そして、ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエアという、日本スポーツ協会と日本オリンピック委員会(JOC)が建てた建物が並びます。
この建物には公式グッズを販売するお店も入っていたりと、このあたりにくると、ムンムンとオリンピックモードの高まりを感じます。
そして、開けた場所まで来ると観光バスも止まっていたり、
国立競技場を眺めたり、写真を撮っている人たちも! 平日の夕方でもいるんですねー。
きっと週末には、もっとたくさんの人が見にきていることでしょう。
国立競技場の敷地内には、まだ大きなクレーンも見えるように、工事が続いています。半年後にはここに、世界各国からトップアスリートたちが集まって、ものすごい熱気に包まれることになるのでしょうね。
さて、国立競技場から後ろを振り返ると、大きな大きな五輪のシンボルが!
ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエアのビル1F、2Fに入る、「日本オリンピックミュージアム」です。
入り口には近代オリンピックの父、ピエール・ド・クーベルタンの像が立ち、
1964年の東京オリンピックの聖火台なども展示されています。
そして、ミュージアムの入り口に向かう段差には、こんな文字も刻まれていました。
オリンピックの主役が選手たちであることを思い出させてくれる言葉です。
日本オリンピックミュージアムの中に入ってみた
ミュージアムの2階は有料ですが、1階には誰でも気軽に入れます。
歴代の日本人金メダリストのパネルや、
聖火リレーで使われるトーチが飾られています。
こんなステキな五輪のマークも。
五輪のマークは、見上げた天井にも発見!
選手を応援するために、折り紙をおってメッセージを書くコーナーもありました。
56年の間に、大きく変わったんだなと時代を感じさせる資料の数々。
ちなみに2階の有料(一般500円)フロアには、競技の動きを体験できるコーナーなどもあるそうで、子どもと一緒に来ても楽しめそうです。
2020東京大会の、その後も見つめたい
五輪には、賛否があります。東京大会の大会経費は、最終的に3兆円を超えるのでは、とも報道されています。
施設や建物といったハード面の整備よりも、誰もが認め合う「共生社会」の実現を目指しているはずの2020年東京大会ですが、正直、共生社会にむけて社会が成熟していっているのか、日々の生活ではなかなか実感することができません。
一方で、今回の散歩からもわかるように、わかりやすいハード面の整備はどんどん進んでいます。
地下鉄銀座線の外苑前駅はまだ整備の真っ最中でしたが、
銀座線の渋谷駅は、すっかり見違えていました。
ここまで来たからには、大会の成功と、
2020年に照準を合わせて練習を積んできた選手たちが素晴らしい姿を見せてくれることを心から願いますが、
五輪を経て、東京の人や街がどう変わったのか、
「五輪後」もしっかり見つめていきたいとーー。
そんな風に思った、今回のお散歩でした。
五輪期間中や、五輪から1年後の散歩も、やってみようかな♪
【施設情報】
日本オリンピックミュージアム
住所/東京都新宿区霞ヶ丘町4番2号 JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE 1・2F
TEL/03-6910-5561
休館日/月曜日(月曜が祝日または休日の場合、翌平日休館)、他、年末年始及び展示替期間等
開館時間/【月〜金】10:00~17:00 ( 最終受付16:30)
https://japan-olympicmuseum.jp/jp/
平地紘子(ひらち・ひろこ)
シブヤ散歩新聞・副編集長。フリーライター/ヨガインストラクター。10年以上お堅い新聞記者だったのに、3年間のアメリカ生活でヨガインストラクターに転身。でもやっぱり、書くのも好き。かなり色黒なので「サーファー?」と聞かれるけれど、見かけ倒し。スッピンのまま自転車で中目黒界隈を駆け抜けているだけです。ヨガウェアで魅せる筋肉美が最近のプチ自慢。フィットネスやマッサージなど、体にいい情報をお伝えします!
yoga teacher HiRoko HiRachi