緑豊かなキャンパス内のカフェ
この春開校した東京音楽大学中目黒・代官山キャンパス。目黒川から少し入ったところにある、緑豊かなキャンパスです。
その中に、地域の人たちも利用OKなカフェがある、と聞いて行ってみました。
「大学の中にあるカフェ」と聞いて、自分が通っていた大学の学食をなんとなく想像していたのですが、そんな「学食」イメージを大きく覆す洗練されたデザイン。DEAN and DELUCAが手がけているのだそうです。
開放的なスペースに人が集まる
入ってみて驚くのが、店内がとても広々としていること。テーブルと椅子もいろんな種類があり、1人で、2人で、グループでと、いろいろな集まり方、使い方ができそうです。音楽大学の教室は練習用の個室がメイン。カフェが、仲間と集まることのできる貴重なスペースとして機能しています。
このエリアは、大使館や文化施設なども多い地域です。東京音楽大学では、中目黒・代官山キャンパスを、音楽を通じた社会貢献、文化発信の場として捉え、地域との交流を大切にしているのだそうです。大学の周りに緑を多く配置しているのも、地域との共存を目指してのこと。小さな散歩道も整備されていて、地域の人たちにとっても新しい憩いの場になりそうです。
わたしがおじゃました日には、1人でコーヒーを楽しむスーツスタイルの男性と、課題らしき書類を広げて話し合っている3人組の学生さんがいらしていました。
感性を育む”食”の豊かさ
おじゃましたのは平日の朝。せっかくなのでモーニングセットをお願いしました。
ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に入れられ、香り豊かなコーヒー。オープンサンドは、アボガドペーストのボリュームがすごいです。ベーコンかりかり、たまごもぷるぷる。学生時代のご飯って、ともすれば「量さえあれば!」となりがちだと思います。一人暮らしの学生さんだと特に、「ちゃんと食べよう」と思うとハードルが高い。そんな時に、お腹だけでなく心も満たせる食事が身近にあるというのは心強いですね。
限定メニューも面白い
DEAN and DERUCA名物の限定レインボーケーキや、このお店限定のフラットブレッドも人気だそうです。フラッドブレッドは11時すぎからの提供だそうなので、次はお昼時に必ず・・・!!! と心に誓いつつ、コーヒーを買ってお店を出ました。
広々としていて、いつまででもいられるような居心地のいいカフェでした。
一人でふらりと、お仲間とのコミュニケーションに。緑豊かで開放的な「学生と街のカフェ」を、ぜひ訪れてみてください。
【TCM 学生と街のカフェ】
住所:東京都目黒区上目黒1-9 東京音楽大学中目黒・代官山キャンパス内
アクセス:東急東横線「中目黒」駅より徒歩5分/東急東横線「代官山」駅より徒歩5分
八田吏(はった・つかさ)
ライター。
NPO法人で、産後の社会問題に関する調査研究に携わる。個人活動として短歌の会を隔月で開催。自宅から一番近い繁華街が渋谷なので、映画に行くのも友達とのお茶も、本や洋服などの買い物も、だいたい渋谷区内で完結しています。