渋谷一駅散歩No.16　趣とファッショナブルが交差する街　渋谷ー代々木八幡〈後編〉

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渋谷一駅散歩No.16　趣とファッショナブルが交差する街　渋谷ー代々木八幡〈後編〉

2021.09.22

渋谷一駅散歩No.16　趣とファッショナブルが交差する街　渋谷ー代々木八幡〈後編〉

渋谷一駅散歩とは
「渋谷一駅散歩」というお散歩マップをご存知でしょうか。「渋谷の魅力を歩いて発見してほしい！」と、東京商工会議所・渋谷支部が作成し、ウェブ上で公開している全10コースのマップです。渋谷には世界的、全国的に有名なスポットがいくつもありますが、それ以外にも、お散歩だからこそ出会える路面店や特色ある商店街、歴史・文化的施設、公園の緑など、魅力あるスポットがたくさんあります。そんな魅力をもっともっと知ってほしいという思いで作られたマップなのですが、実は、この「シブヤ散歩新聞」も同じ思いで作られている東京商工会議所の取り組みなんです！　今回の連載では、「渋谷一駅散歩」のルートを実際にお散歩してみました。ぜひ参考にしながらも、ご自分だけの一駅散歩を楽しんでみてください。
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「のんびりと街並みを観察＆美味しいものをとにかく食べたい！」。そんな自分のわがままにしたがって、代々木八幡までやってまいりました！

初めて歩く代々木八幡さんぽ。前編に引き続き、お届けします。

生活から一歩、離れてみる

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代々木八幡駅からテクテク歩いて十数分。都会らしさのある景観からかなり離れて、公園のあるエリアへとやってきました。

遊具やスポーツ用のコートに休憩用のベンチが並んでいて、子供たちが遊んでいる光景。「ここは本当に東京？」と思わず疑問に思ってしまうような清々しい場所に、心が洗われる気持ちになります。

それも、トイレがさりげ～なくカラフルでお洒落。
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ひと息ついた後に、公園から見えて気になったお店に突入。目に映る鮮やかなブルーが美しいカフェ「小春日和」にて、ブレンドコーヒーと店員さんオススメのバナナのマフィンを購入しました。

お姉さん曰く「どちらも口が開いているので、コーヒーのカップが両側から飲めるデザインなっている」そうで、飲みながら「ほんとだ～～～！！」と感心しておりました！

機能性＆ビジュアル、どちらも兼ねている洗練されたデザインに心のときめきを感じる小春日和さん。今度は店内へお邪魔したい…。
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さらに、「せっかくなのでしょっぱい物も食べたーい！」と自分の心の声を聞いたので、お隣のアビオファームズさんにも突入。こちらでは「公園で食べられるコンパクトな軽食ありませんか？」と尋ねたところ、ピタパンをお勧めしてもらったので購入しました。

オーガニックな食材にこだわったお店のようで、体にやさしいお弁当や野菜、すこし変わった食品までラインナップ豊富に販売されていました！

都会の自然で映画のワンシーン

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自然と戯れたい欲求を携えて代々木公園にやってきました。

「ほんとに日本？？？」と頭の中で国籍迷子になりながらも、とりあえず緑豊かな公園を道なりに歩きます。

コロナウイルスワクチン摂種の会場に使用されていたため、一部エリアは立ち入り禁止になっていましたが、それでも大満足な光景が広がっていました。
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まず、代々木公園にやってきて思う不思議な心地。どこを見ても美しいことに戸惑いを感じながらも生まれたてのような感動を感じます。

お手洗いひとつをとっても、まるで瀟洒な洋館のような外観に驚きを隠せません。どこをどう見ても景観がいい…。
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それなりに歩いてベンチが見えてきたので、早速ごはんタイム。小春日和さんの酸味がすっきりと飲みやすいブレンドに、アビオファームズさんの具材がギッシリで味に飽きないピタパンが胃と心を満たします。

もぐもぐと食事している間に聞こえてくる声は、恋人たちや子供、海外の方とさまざまで。どこもかしこも美しい緑、都会の喧騒を忘れさせる和やかな会話に、難しいことがどうでもよくなる、そんな心地でした。

特別感はないけれども、確かな美しさがそこにはあって、まるで映画に出てくる日常のワンシーンに溶け込んでいるような感慨を覚える。「優雅だなあ」とぼんやりしながらリフレッシュする、ささやかな時間を過ごしました。
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ぐるっと園内を一周して、あま～い香りを察知。「もしかして！？」と見上げたところ、視界いっぱいに金木犀が咲いていました。

果実のような甘い香りに包まれていると、それこそ本当に映画の中にいるようで。プリンセスたちが登場する夢と魔法のあの世界にいる気分でいました。

退園するまでずっと自然に満たされる、カジュアルでお手軽なしあわせにホクホクしながら訪れた秋にときめいていました。大満足です！！

さんぽ帰り、ぼーっとひと息

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365日さんがある通りに繋がっているとおり道。こどもが書いたであろう絵と、暮れてきた日になんだかノスタルジーを感じます。

歩きながら鼻をくすぐるのは、どこかから香ってくる晩ごはんの香りで。都市にありながら住宅街の温かみがある、おうちが恋しくなってくる通り道でした。

帰宅後は、ゲストハウスで友人とお菓子を食べながらひと心地。一日の小さな冒険を振り返ります。
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代々木八幡駅前のプリンカフェ448さんや小春日和さんのバナナマフィンを食べながら、思考。ヘーゼルナッツの効いたプリンはこちらが溶けそうなくらいくちどけがよく、マフィンはバナナが優しい甘みで生地がしっかりめでした。