こんにちは！ シブヤ散歩新聞・編集長の界外（かいげ）です。＜前編＞に引き続き、10月9日散歩の日に開催した「散歩フェス2017」のご報告です。＜後編＞は16:00からスタートした、シブヤ散歩トークセッションについてお伝えします。シブヤ経済新聞の西樹（にし・たてき）編集長と界外が司会を、そして、スペシャルゲストとして元AKB48の平田梨奈（ひらた・りな）さんをお迎えしました。
まずは平田さんの渋谷散歩動画から。平田さんは大の散歩好き！ よく渋谷を散歩しているそうです。事前にGoPro（手のひらに収まるサイズの小型軽量アクションカメラ）で散歩シーンを撮影してきてもらいました。とってもライブ感のある映像で、会場も盛り上がりました。
平田 毎日レベルで渋谷に来ています！ 渋谷で会えるアイドルですね（笑）。歩くのが大好きなんです。いろんな人を見るのが好きなんですけど、渋谷はいろんな人がいて楽しいですね。長距離を歩くのもまったく苦にならないです。
平田 実は病みルートっていうのがあるんです。落ち込んでる時にひとりで歩くルートなんですけど（笑）。渋谷からスタートして、キャットストリートで原宿へ行って、表参道に行って。そのまままっすぐ行くと西麻布に出るんです。そこを右に曲がったら、もう一回渋谷にたどり着けるんです。そのルートを一周しながら電話で友達に話を聞いてもらって。表参道が感情のクライマックス。その後、渋谷にたどり着く頃にはスッキリして家に帰ります（笑）。といっても、あんまり落ち込まないキャラなんで、そのルートを散歩するのは1年に1回くらいかな。
平田さんの散歩動画に続いて、話題は「SHIBUYA×CLOTHING」へ。7社の渋谷発アパレルブランドのインタビュー動画を見ながら、渋谷とファッションの未来について語り合いました。
7社の中の1社、かわいいノンワイヤーブラジャー「BELLE MACARON」をつくっている株式会社ashlynの小島未紅（こじま・みく）社長が壇上へ。社長の小島さんは元システムエンジニア。長時間勤務の中、ワイヤーの締めつけに悩んでいたそうです。
小島 世の中の多くのノンワイヤーブラジャーは、スポーティなものか、ミセス用のものばかり。なかなか満足できるものがなかったんです。きっと他にも同じ悩みをもつ人がいるはず。そんな思いが起業の原動力になりました。
平田さんも大絶賛だったかわいいノンワイヤーブラジャー。小島さんも、「平田さんご希望のラベンダーとネイビーの新作をつくります！」と喜んでいました。
BELLE MACARONオンラインショップ
http://www.bellemacaron.shop/
次は、第二の散歩新聞として計画中の「大村湾散歩新聞」の発起人、長尾成浩（ながお・なるひろ）さんが登場。長崎県の真ん中にある大村湾は、外海と50mしか面していない、湖みたいな珍しい湾とのこと。海と50mしか面していないので、1周ぐるりと散歩ができるそうです。まさに散歩新聞にぴったりの場所です。そして、長尾さんは最近、地域商社の大村湾商事を立ち上げたとのこと。地域商社を簡単に説明すると、地元の物産を東京や海外に販売する会社だそうです。
株式会社大村湾商事
https://www.omurawancorp.com/
長尾 商社を立ち上げて、商社マンになりました。といっても、まだ社員1人ですけど（笑）。大村湾はあわびやサザエが採れるのですが、内海なので波が少なく、貝の肉質がとてもやわらかいんです。海水の塩分濃度も低めだったり、ちょっと特殊な海なので、他の海で採れるものと少し味が違うんですよ。大村には焼き物や革細工など、他にも魅力的なものがたくさんあるんですけど、意外と知られていないんですよね。そこで、みなさんに伝わる形で発信したいと思い、地域商社を立ち上げました。大村湾散歩新聞では、様々な大村の魅力を情報発信をしたいと思っています。シブヤ散歩新聞のみなさんにもぜひご覧いただけたら。
平田さんも大村湾が大好きになったようで、「ぜひ行きたいです！」と言うと、長尾さんも「案内しますよ」とノリノリでした。
トークセッションの時間も終わりが近づき、改めて散歩の魅力をみんなで語り合いました。
界外 散歩の視点でしか見つからないものがありますよね。車や直線距離ではなく、ぶらぶら歩かないと見つからないもの。それをていねいに届けるのが散歩新聞の役割だと思っています。長崎県の大村をはじめ、今後は渋谷以外のエリアでも、散歩の視点で魅力を伝えられたらいいなと思っています。
平田 アパレル特集、すごくおもしろかったです。まだまだ知らないブランドがたくさんあるんだなって。そしてなにより、大村湾に行きたすぎる！ 一緒に行ってくれる友達を探さないと。でも、散歩ってひとりでも楽しめる。ひとりで過ごす時間も好きなので、散歩はそこが好きですね。
西 散歩って、一人ひとりストーリーがありますよね。渋谷には用事があってくる人が多いかもしれないけれど、何にも考えず、気の向くままに歩いてみるのもおもしろいと思いますよ。
2017年の散歩フェスもたくさんの企画で盛り上がりました！ 今後も1年に1度、散歩の日のイベントとして、みなさまにお会いしたいと思っています。ではまた、来年の10月9日に会いましょう。そしてこれからも、シブヤ散歩新聞にて定期更新を続けていきますので、どうぞお付き合いくださいませ◎
界外亜由美（かいげ・あゆみ）
シブヤ散歩新聞・編集長。クリエイティブ・ディレクター／プロデューサー／コピーライター。三重県の伊賀市、忍者の里出身。ちなみに、界外（かいげ）は本名です。東京に来て10数年目。いつ来てもワクワクする渋谷の街が好き（いまだに渋谷駅で迷う。方向音痴……）。興味のあるジャンルは料理、酒、発酵、お笑い、短歌、絵本、子育て。シブヤ散歩新聞ではレアキャラ的頻度で執筆予定。
