みなさまこんにちは! シブヤ散歩新聞・編集長の界外(かいげ)です。たまには編集長も投稿しないと、ということで、久しぶりに原稿を書きました。
今日は8月28日です。えっ、あと4回寝ると、9月じゃないですか!? 夏ってどうしてこんなに短いんだろう……。みなさまはしっかり夏を満喫しましたか?
夏といえば、やっぱりお祭りでしょう。渋谷のお祭りといえば、8月5日に渋谷駅前で「第1回 渋谷盆踊り大会」が開催されたのをご存知でしょうか。第1回目の渋谷のお祭りとなれば、シブヤ散歩新聞で取り上げないわけにはいかないでしょう! ということで、夏が終わる前に投稿したいと思います◎
8月5日夕方、渋谷駅前に向かうと、SHIBUYA 109前にやぐらが組まれていました。紅白幕に提灯の、あのやぐらです。子どもの頃や故郷を彷彿させる盆踊りのやぐらが、渋谷のど真ん中にある。いい意味で違和感がありました。
18時に開催宣言が行なわれると、浴衣姿のお祭り客だけでなく、通りすがりのお客さんも足を止め、少しずつ賑わいはじめました。渋谷といえば若者が集まるイメージがありますが、今回のお祭りは老若男女、様々なお客さんが集まっているようでした。夏祭りには若者だけでなく、すべての人を惹きつける魅力があるんでしょうね。
和太鼓とともに「炭坑節」や「東京音頭」など定番の盆踊り曲が流れ、渋谷区婦人団体連絡協議会のみなさんがお手本となって盆踊りがスタート!
「その浴衣、ステキね」(張り切って浴衣で参加していました)と見知らぬ女性に話しかけれられ、「私、北海道の出身なの。子どもの頃、夏祭りって本当に楽しみだったわ」などと、ひと時の会話を楽しみました。盆踊りって、どうしてこんなにも懐かしいんだろうなあ……。
その後、やぐらの上にテリー伊藤さんが登場!
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による特別ステージとして「東京五輪音頭-2020-」が流れ、振付師さんと踊り子さんが、振り付けをレクチャーしてくれました。「東京五輪音頭-2020-」は、1964年に制作された「東京五輪音頭」のリメイクバージョン。「懐かしいわ」なんて声も聞こえてきました。
縁日エリアにはキッチンカーがずらり。
焼きそば、唐揚げ、フランクフルト、わなげ。これぞ正しい夏祭り!という顔ぶれですね◎
近年、区の政策や再開発によって、新しい街へ変化していく渋谷。そんな新しい街で行われた、懐かしさの象徴ともいえる盆踊り大会。どんなに新しくなっても、ここで暮らす人や訪れる人が触れ合って楽しむ姿は変わらない。変わるものと変わらないものの両方を感じて、なんだか胸がいっぱいになった「第1回 渋谷盆踊り大会」でした。
来年はみなさまもぜひ。会場でお会いしましょう◎
界外亜由美(かいげ・あゆみ)
シブヤ散歩新聞、編集長。クリエイティブ・ディレクター/プロデューサー/コピーライター。三重県の伊賀市、忍者の里出身。ちなみに、界外(かいげ)は本名です。東京に来て10数年目。いつ来てもワクワクする渋谷の街が好き(いまだに渋谷駅で迷う。方向音痴……)。興味のあるジャンルは料理、酒、発酵、お笑い、短歌、絵本、子育て。シブヤ散歩新聞ではレアキャラ的頻度で執筆予定。
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