カフェ第2号店がまもなくオープン！職人技が光る「メゾン・イチ」

 

西馬込にあった人気ベーカリーショップ「メゾン・イチ」が代官山に移転したのは、いまから4年前の2012年。

「パンの製造場所と売り場、カフェとパティスリー、デリの売り場がバラバラに分かれていたので、ひとつにまとめたいと思っていました。いろいろと物件を探していた時、代官山でこの広いスペースを見つけ、これだ、と」（シェフブーランジェの市毛さん）



 

場所は、代官山駅から徒歩２分、旧山手通りに面した建物の地下1階。階段を降りて店内に足を踏み入れるとそこには、ベーカリーショップでは珍しいくらいのゆったりとした空間が広がります。40席あるカフェスペースの奥には、ハード系のパンを中心に、キッシュ、サンドイッチ、デリ、テリーヌ、タルトなど約40～50種類の商品がずらり。




 

卸のパン屋さんが営むショップ「パンテコ」で修行した後、世界各国のパンを巡る旅へ。帰国後、紀ノ国屋、メゾンカイザーを経て、独立という経歴を持つ市毛さん。メゾンカイザーのパンの製法である「イーストと液体天然酵母を併用すること」、「二次発酵を低温で行うこと」に強く感銘を受け、現在もその方法でパンを作り続けています。

一押しのパンは、「スペルト小麦の田舎パン」（ホール1500円・1/4カット399円）。スペルト小麦とは、何千年も前から存在する、普通小麦の原種にあたる古代穀物のこと。人為的加工がまったく加えられていない完璧な自然食品で栄養価が高く、たんぱく質、アミノ酸、ビタミンB1などを多く含んでいることで知られています。



 

「シナモンマンゴー」「りんごとクルミ」「セミドライトマト」など、果実が使われたハードパンが多いのが特徴的な同店。中でも、「くるみと山ぶどう」は、これ目当てでお店に足を運ぶ人も多いそうです。ベビーピクルスの食感が楽しい「ミラノサラミとコルニッションのサンド」をはじめとするサンドイッチも人気。「食材のおいしさがストレートに伝わるシンプルなサンドイッチを目指しています」と市毛さんは話します。



 

2016年9月には、恵比寿ガーデンプレイス内東京都写真美術館にカフェ2号店（店舗としては4店舗目）がオープン。本格的な味ながら、リーズナブルな「メゾン・イチ 代官山」。一度足を運んだらファンになることまちがいなし、です。

 

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  〓店舗情報〓
メゾン・イチ 代官山 （MAISON ICHI）
住所：東京都渋谷区猿楽町28-10
　　　モードコスモスビルB1F
TEL: 03-6416-4464
時間: 8:00～20:00
定休日: 火曜日

 




 

文・田賀井リエ　編集・土屋絵美　（NPO法人代官山ひまわり）

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