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シブヤぱん散歩【第1弾】代官山・恵比寿編④ファミーユ代官山
毎日の元気を届けるパン屋さん「ファミーユ代官山」
「いらっしゃいませ!」と、三角巾の元気な女性がお出迎え。
「ファミーユ代官山」は、代官山駅から徒歩3分、恵比寿方面に向かう長い坂の途中の真っ赤なテントが目印です。外のテラス席では、コーヒー類と共に購入したパンをいただくこともできます。
このお店のオーナー兼シェフ小川高明さんは、「ムッシュソレイユ」や「パンドコナ」を経て、フランスで修行。韓国でフランスパンの技術指導などの活動後、2006年にファミーユ代官山をオープン。奥様の紗都子さんと共にお店を守り続けて丸10年が経ちました。
「私たちは、自家製にこだわり、食品添加物を一切使用していません」と話すご主人。小麦、牛乳、バターなどの食材は、なんとすべて北海道産。誰もが聞いて安心できる材料を使っています。
店内を見渡すと、ハード系パン(フランスパン・ドイツパン)を中心に、調理パン、サンドイッチと種類の豊富さにワクワク。
「リュスティック」(ホール¥560+税・ハーフ¥280+税)と「バケット」(¥290+税)は北海道小麦の味を活かしたこだわりの定番商品。共に人気が高いのが、丁寧に作られた調理パンの数々です。
「カレーパン」(¥230+税)のルーにはジャガイモを多めに使用しているため“肉じゃが風カレーパン”の愛称も。「“食パン生地”で包み込んだ生地のモチモチ感を楽しんでいただきたい」とご主人。
オープン以来の人気商品は、「ゴルゾー」(¥310+税)。味わい深いリッチな生地にクルミの触感がアクセント。「ブルーチーズのしょっぱさとはちみつの甘さの組み合わせが人気の秘密」だそうです。
リピーターの多い菓子パン「キャラメルラスク」(¥280+税)にも注目。しっかりとカラメリゼされたお砂糖が香ばしく、カリカリの食感が癖になる逸品です。修行時代に「ラスク」を焼く担当をしていたこともあるご主人。当時身に付けた技術が今でも役に立っているのだとか。
「一人で作って一人で焼く。そんな働き方が60歳でも70歳でもできるのよ。いつかは、談笑しながらコーヒーをだしたり、パンを食べてもらったり、そんな店なのか場所なのか、長野あたりでやりたいなぁ」と話すご夫婦の夢は尽きません。
地元の人々が自然と集まる「ファミーユ代官山」。これからパンを通して、人々に元気を届けてくれそうです。
〓店舗情報〓 ファミーユ代官山(FamilleDAIKANYAMA) 住所:東京都渋谷区恵比寿西1-30-13 グリーンヒル代官山101 TEL: 03-3461-3644 時間: 月-土、祝8:00~20:00 日8:00~19:00 定休日: 火曜日
文・森田由紀 編集・土屋絵美 (NPO法人代官山ひまわり)