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シブヤぱん散歩【第1弾】代官山・恵比寿編③シェ・リュイ代官山店

街と共に愛され続ける「シェ・リュイ代官山店」

 

代官山駅から徒歩2分。赤煉瓦の佇まいがあたたかく、どこか懐かしさを漂わせる「シェ・リュイ代官山店」は、フランス料理をベースにするパン屋さん。古﨑さん(株式会社日本ガストロノミー研究所現社長)のお父様が、洗練されたフランスの街並みを彷彿させる代官山の街の雰囲気を気に入り、1975年、現在の地にお店を構えました。

古﨑社長2

 

朝食用に、とご近所さんが絶え間なくレジに運ぶのは、このお店の定番商品「フランスクロワッサン(¥210+税)」。フランスパンの生地を使っているため、通常のクロワッサンよりも歯ごたえがあり、噛むほどに口の中で素材の良さが引き立ちます。

「安納芋のスイートポテト(¥370+税)」も言わずと知れた人気の商品。本場種子島の食材を採用し、現地スタッフが生産から加工まで携わるというこだわりの逸品です。

スイートポテト2

 

そして今話題の旬な商品は、何と言っても「カレーパン辛口(¥180+税)」。先日2016年7月に発表された「第1回カレーパングランプリ」にて金賞を受賞した実力派です。辛口以外にも大辛口と甘口があり、甘口のフィリングには福神漬けが練り込まれています。しっかりした味付けはおかずやおつまみにもおすすめ。

カレーパン2

 

こうした数々の人気商品を生んできた同店が、オープン当初から守り続けてきた想いは2つ―。フランスの食文化を日本へ伝えること、そして、フランス家庭のおもてなしを届けること。

伝統の味を守り、フランス家庭のあたたかなおもてなしの気持ちを伝え続けること約40年。同時に、和のテイストや流行を積極的に取り入れていく攻めの姿勢は、今なお、多くの「シェ・リュイファン」を魅了し続けています。

「代官山の“手土産”としても知ってもらいたい」と話す古﨑さん。「代官山ぶどうぱん」や「代官山ラスク」など、「代官山」の名を背負うこれらの商品は、街の活性化にも一役買います。

代官山ラスク袋詰め

 

それは、この街と一緒に人々に愛され続けてきたシェ・リュイ代官山店だから出来ること。

大切なものを守りながらも、新たなトレンドを発信し続けていく姿は、まさに代官山の街そのもの。変わらない味とサプライズが詰まったシェ・リュイ代官山店は、これからも私たちを楽しませてくれそうです。

 




 
  〓店舗情報〓
シェ・リュイ代官山店
住所:東京都渋谷区猿楽町23-2
TEL: 03-3476-3853
時間: 9:00~21:00
定休日: 不定休(1/1は休業)
URL: http://www.chez-lui.com/shop/daikanyama.html
 

外観2

 

文・小田るみ子 編集・土屋絵美 (NPO法人代官山ひまわり)