冬から春にかけてだんだん暖かくなり、散歩がたのしい季節になりますね。
3〜4月はまだ日差しが強くないので油断しがちですが、実はこの頃から紫外線量が増えはじめます。散歩をたのしむと同時に、紫外線に負けないお肌のお手入れが大切です。
そこでおすすめしたいのは、美容鍼。鍼は肌の新陳代謝を活発にしてターンオーバーを促進させ、シミの元となるメラニン色素が溜まるのを防いでくれます。
身体のツボや筋肉に鍼を刺して行う美容術は、専門の知識と技術を持つ「鍼灸師」の国家資格を持った人のみが行う事ができる施術ですが、「セルフ美容鍼」なら、自分で簡単にできちゃいます。
ということで、グラン治療院東京の院長、小川真由子がその方法をお伝えします!
まずは準備
用意するものは、ずばり、『つまようじ』と『輪ゴム』、この2つです。
※チクチクとした刺激が強いかな、と感じる方は、『つまようじ』の代わりに『めんぼう』を使いましょう。
つまようじ15本を輪ゴムで束ねて、はい、完成です。
これを2セット作ります。
※『めんぼう』の場合は、5本輪ゴムで束ねてください。
以上で準備は完了です。
次に使い方
それでは、早速お顔を刺激していきましょう。
方法はとても簡単。
ツボの位置に、つまようじの先端で優しくトントンと10回刺激していきます。
(めんぼうの場合は5秒くらいかけて優しくゆっくりと押していきます。)
身体のセンターライン以外の場所にあるツボは、左右対称に存在します。
そのようなツボでは、集毛鍼を2つ用意して両手に持ち、左右同時に刺激していきましょう。
ワンポイント アドバイス
つまようじの本数を変えて、様々な太さの集毛鍼を作るのも良し。
お顔のツボには、つまようじ15本程度の太さがおすすめ。
(お身体にもご利用頂けます。お身体のツボには、20~30本程度を使った太めの集毛鍼がおすすめです。)
それでは早速実践してみましょう!
【早朝】目元スッキリ!朝からパッチリケア!!
目が腫れぼったい・・・そんな時には、目の周りのツボを押してみましょう!!
集毛鍼で優しく刺激します。
集毛鍼を両手に持ち、左右同時に行います。
『つまようじ』では・・各ツボを10回づつ優しくプッシュ
『めんぼう』では・・各ツボを約5秒間、優しくプッシュ
下の順番にツボを刺激していきます。
3セット行いましょう。
※目の中に入らないよう、目は閉じて行いましょう。
ツボの名前 | ツボの位置 |
---|---|
①睛明(せいめい) | 目頭と鼻の間 |
②攅竹(さんちく) | 眉頭 |
③魚腰(ぎょよう) | 眉毛の真ん中 |
④絲竹空(しちくくう) | 眉尻 |
⑤瞳子髎(どうしりょう) | 目尻 |
⑥承泣(しょうきゅう) | 真っ直ぐ前を向いた時の瞳の真下 |
※ツボの位置は多少ずれても問題はありませんので、「目の周りをぐるっと刺激していく」ぐらいの気持ちで気楽に行いましょう。
いかがですか?
セルフ美容鍼。簡単でしょう♪
次回は、『セルフ美容鍼 実践編 【日常】スッキリ改善!むくみ解消ケア!!』をご紹介します。
お楽しみに!!
小川真由子(おがわ・まゆこ)
鍼灸師。医薬品登録販売者。表参道の鍼灸院「グラン治療院東京」の院長として鍼灸の施術を提供するかたわら、(社)日本鍼灸協会の代表理事として鍼灸の専門学校での技術指導やメディアへの情報提供を通して美と健康の啓蒙につとめています。東洋医学の知識を活かし、渋谷から美と健康の情報をお届けしていきます。
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